金重有邦先生の作品が入荷しました

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

本日は金重有邦先生の新作が入荷しましたので、

その中から一部おすすめの作品をご紹介させて頂きたいと思います。

今回の窯焚きでは久しぶりの登り窯による窯変を狙われたということで、

灰被り窯変やカセ胡麻の出た酒器を中心に頂いてまいりました。

また、本日4月12日夜20時のHP更新では金重有邦先生の父である、

金重素山先生の若かりし頃の徳利を出品致しますので是非併せてご覧下さい。

 

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見事な古備前の大甕が出迎えてくれる伊部牛神下窯です。

 

金重有邦先生は現在、金重素山先生が遺した伊部牛神下窯を受け継ぎ作陶されています。

いつもお邪魔した際には、有邦先生自らオリジナルブレンドのコーヒーを淹れて下さいますが、

このコーヒーが非常に美味しく、コーヒー初心者の私でも分かるほどコクと深みがあります。

何度も何度もコーヒーショップの方と調整したらしく、こだわりの強い有邦先生らしいです。

 

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十年以上の時を経て再び手掛けられた登り窯による窯変の作品です。


以前冬に有邦先生とお会いした際には久しぶりの窯変がどう出てくるか、

少し緊張したような面持ちであったのがとても印象に残っています。

有邦先生は「これぞ金重」といった窯変やカセ胡麻を今回焼成されるまでに、

山土を使った作品を主体に発表されており、実に十年の以上の期間を要しています。

有邦先生の山土作品を初めて拝見した際には大変衝撃を受けたことも覚えています。

その後二年程前から再び田土の作品に「帰って」独特の作風を発表されています。

備前最高の観音土を敢えてサヤに入れて窯変を避けることで、

土が内包する様々な色合いを剥き出しの肌の上に呼び起こしたものでした。

備前焼に対して常に「死生観」の表現を求めてきた有邦先生は、

備前土の中に眠る命や生命を手探りで探し、

また命の光あれば必ず生まれる死の闇をも同時に表現されていたように感じます。


そんな中で敢えてご自身の陶芸生活のスタートラインとも言うべき、

金重一門伝統の登り窯の窯変を再び表現される意味とは何でしょうか。

初めてお会いした際に有邦先生は少しはにかんだような様子で、

「俺は陶陽・素山の真似事をさせるととても上手いよ」

「だけど、やはり自分の作りたいものを作ってみたいんだ」と語って下さいました。

その時の印象ですが私たちに語りかけながらも、

実際にはまるで自分自身に対し問い掛けをしておられるようで、

自問自答を繰り返しながら己の中へ深く深くダイブしていくようでした。

十人十色、千差万別それぞれ人の数だけ様々な作陶スタイルがあり、

それらに触れられることもまた陶商の喜びの一つではありますが、

有邦先生にとっての陶とはある種の自己探求の手段の一つでありつつ、

また自身の血の中に宿る解き明かすべき命題、宿命であるように感じました。

無限に続く問い掛けの中で、十年以上の時を経て金重一門らしい窯変を再び手掛けられ、

有邦先生は新たな答え、そして新たな問いを手に入れられたのではないでしょうか。

 

伊部瓢徳利

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有邦先生と言えばやはり瓢徳利ではないでしょうか。

本作は非常に小振りかつ細身であり、消え入るような存在感が見事です。

窯変は立ち姿とは逆に、熱を帯びたような緋色と黒銀の灰被りとなっています。

花入れのミニチュアのような格調高い雰囲気があり、一輪活けとしても使用できそうです。

 

伊部ぐい呑

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自他共に認める下戸である有邦先生のぐい呑です。

茶陶の名人として評価が高い有邦先生らしく、

非常に洗練された雰囲気があり、ぐい呑として遊びや広がりがあるというよりも、

茶碗のように内へ内へと収束するような端正さや静けさを感じます。


(金重有邦/伊部瓢徳利 伊部ぐい呑 共箱制作中) 

瓢徳利 size:径6.8cm×径6.7cm×高さ13.0cm 容量120cc price: 売約済

 

ぐい呑 size:径6.3cm×径6.2cm×高さ4.1cm price: 売約済


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