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古備前海揚がり八寸鉢が入荷しました

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

本年も格別のお引き立てを頂き誠に有難うございました。

また来年も素晴らしい作品をご紹介出来るよう努力致しますので、

川口陶楽苑を何卒宜しくお願い致します。


さて、今日は今年最後のブログ更新となります。

最後を締め括るに相応しい古備前の逸品をご紹介させて頂きます。

古備前ファンの間では有名な俗に言う「海揚がり」作品ですが、

その中でも珍しい八寸の平鉢となっております。

 

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器の中心は火照ったような緋色が出ており、非常に見応えがあります。

外周部にいくにつれ、還元焼成の色合いが濃くなり、

青味がかったグレーの土味が強く出るようになっています。

これは焼成時に焼き締まった際の炎の特徴を残しているそうで、

窯の焚き始めから徐々に外周部が先に焼き締まり、

その際、密閉に近い状態の為に還元焼成の色合いが残っています。

その後に大きく空気を取り込んで焼く段階で中央部分が焼き締まり、

その際の炎の状態である酸化焼成の色合いの影響を強く受けているそうです。

土がレコーダーのように炎の状態を記憶しているのは大変興味深いですね。

 

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こちらの面を上にして別作品に伏せて焼かれた為、たっぷりと胡麻を受けています。

この胡麻の色はまさに古備前にしか無い唯一無二のもので、

ほんのりと白味の強い胡麻は遠くからでも一目で古備前と分かります。

グレーになった部分は所謂胡麻剥げと呼ばれるもので、

器肌に張り付かず浮いた状態になった胡麻を出荷前に削り落としているそうです。

古備前には焼成後に耳や胴等をどんどん手を加えてカスタムされたものがあり、

現代の作品に対する意識とはまるで違っているのが非常に面白いですね。

茶褐色のネットリとした土味も味わい深く、表面とは違う景色で両面楽しめます。

 

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制作方法は筒輪積みで土を立ち上げた後、玉縁を作ってから横に引き伸ばしてあります。

以前見た同型の古備前八寸鉢も全く同じ作りとなっていました。

高台のない底部の造りも同じで、恐らく皿の中の定形の一部だったと推測されます。

写真斜め上と反対側に窯切れも入っておりますが、古備前では非常に良くあることで、

窯切れ自体は当時あまり気にしていなかったのだろうと思います。

作品の造形、窯詰めや焼成方法、そして使用するにあたっての心構えなど、

全てにおいて現代とは全く違う常識が古備前の時代には存在しており興味深いです。

 

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箱に鑑定があり、平成9年に古備前鑑定に出しております。

本作は海揚がり故に海中でずっと作品が保管されていたようなものであり、

その為作品全体に汚れが殆ど感じられず使用感は現代陶工の作品に近くなっています。

肌の状態が良く、古備前であっても実際にお料理を盛って使って頂けるようになっています。

勿論、眺めて飾るだけも表と裏で別の景色が楽しめる非常に贅沢な作品です。

 

(古備前桃山時代/海揚がり八寸鉢 鑑定箱) 

size:径24.0cm×径23.7cm×高さ4.2cm price:¥550,000

 

作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。

Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220

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【更新】 2/20 原田拾六 備前乱張角皿

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本日の更新は備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され、

「末恐ろしい」と言われた鬼才、原田拾六先生のやや前作の備前乱張角皿です。

平成十六年頃の陶歴が同封されており、その頃の作品であると思われます。

古窯跡を桂又三郎先生と巡り歩きながら研究した古備前の技と、

己の中に眠っていた荒ぶる魂とがぶつかり合って一つとなった作品です。

陶芸作家といえば基本的に齢を重ねる毎に無駄な力が抜けていき、

繊細で柔らかな作風へと変化していくのが通例となっています。

しかし拾六先生の作風は齢を重ねる毎により激しく濃密に進化しており、

拾六先生の中に渦巻く強烈なエネルギーが作品に乗り移ったかのようです。


ベースとなる角皿自体だけで見てもかなり豪快さのある作品で、

石選りや練込みをあまりせず粗挽きのような状態で使用しています。

これにより粘土中の鉄分が煮え立って表面から噴出している他、

土肌をよく見ればマーブル状になっており、かなり大きい石が何箇所も爆ぜています。

そこへ砂混じりの質感の違う土を千切りながら張り付け、

どちらも荒々しい土ながらもベースの土と乱張土との対比を見事生み出しています。

二つの荒土の鬩ぎ合いが、岩を砕いて作ったかのような独特の世界観を作り上げています。

 

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(原田拾六/備前乱張角皿 共箱) 

size:径25.8cm×径25.5cm×高さ8.5cm price:¥70,000


作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。

Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220

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【更新】 2/19 伊勢崎 満 備前八寸皿

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本日の更新は備前焼を愛し備前に多大な貢献をした名工、伊勢崎満先生の備前八寸皿です。

兜鉢風の造形になっており、ゆったりとした深めの造りと幅広の縁が特徴です。

底から3~4cm程度のゆったりとした深さがあり、縁は一旦切り返しになっているなど、

汁気のある煮付けなどでも余裕を持って盛り付けることが出来るよう工夫されています。

それでいて皿自体が軽く、深さがある為収納もしやすいという取り回しが非常に良いお皿です。


景色自体も満先生の窯の特徴がよく出ており、備前でも華やかな色合いになっています。

底には別作品との重ね焼きの跡が丁度大きな抜けとなっていますが、

赤子のほっぺたのような柔らかい緋色が出ており素敵です。

緋襷の鮮やかな発色も明るく爽やかな茶褐色の土味と相性抜群です。

火の動きにより全体にグラデーションが生まれており、茶褐色の土味に濃淡があります。

この濃淡に合わせて器の端が僅かに反っており、微妙な楕円形へと変形しています。

ベテランとして備前を牽引してきた満先生らしい創意工夫がなされた見事なお皿です。

(※前述の反りにより僅かにガタつきがあります。)

 

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(伊勢崎 満/備前八寸皿 共箱) 

size:径23.5cm×径22.2cm×高さ6.0cm price:¥32,000


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金重 愫先生の新作が入荷しました

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

新年一回目のブログ更新ですが、今回は金重 愫先生の新作等が入荷しましたので、

その中から普段あまり目にすることのないダイナミックな長方皿をご紹介したいと思います。

この長方皿自体は以前制作されていたものですが今回の新作と併せて頂いてきました。


金重 愫先生といえば酒器で大変な人気を誇りますが、今回はまた一味違った作品となっています。

愫先生の作品は力強さや雄々しさが特徴であり、備前の中でも指折りの良土にその作風がマッチし、

寡黙ながら引き込まれるような土味と、力強い箆使いが一体となって極上の存在感を放っています。

 

今回の長方皿のような大型の作品では作品自体が巨大なキャンパスのようになっており、

独特の力強い箆使いによりフォーカスして楽しむことが出来るようになっているのではないでしょうか。

愫先生が大変気に入っておられ、ご自宅で実際にお料理を盛って使用されていたそうです。

 

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長方皿としては最大級のサイズとなっており、飾るだけでも大変な迫力があります。

 

非常に大きなサイズで、当店にある最も大型の皿立てでもやや不安を感じる程です。

横に置いた際の自重と焼成時の収縮で右肩に歪が生まれて窯疵となっていますが、

愫先生の金直しよってまるで雷光のような印象へと変わり素晴らしいアクセントになっています。

横置きで灰を全て受け止めた為に、一面全てが胡麻で埋まっています。

その中でも異彩を放つのが「世界地図」のようになった窯変でしょうか。

焦げ胡麻とも桟切りとも胡麻剥がれとも見える非常に不思議な窯変です。

荒々しい波濤を感じさせるこの窯変こそが「荒磯波」という銘の元となったのでしょうか。

 

さて、本日23日の夜20時のHP更新では金重 愫先生の窯出し最新作の酒器をご紹介させて頂きます。

金重素山先生から受け継いできた技と土が一体となった珠玉の新作酒器です。

金重 愫先生のご厚意により一窯でほとんど目にすることのない極上の上がりのものを頂いてきました。

是非皆様ご覧下さいますようどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
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古備前に魅せられて~相賀真志郎の美~

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

三寒四温を繰り返しながら、だんだんと春の訪れを感じる季節となりましたね。
先日からの「伊勢崎 淳 新作酒器特集」はご好評頂き誠に有難うございます。
淳先生は来月からの大規模な展示会に向けて精力的に活動されており、
今年度も益々エネルギッシュにご活躍されるのであろうと期待しています。
さて、本日は心和ませてくれる素敵な画像をご紹介させて頂きます。
相賀真志郎先生のお皿に鳴門金時でおやつを作って盛り付けられたそうです。
時間があれば備前の器を使用し、気分を盛り上げていると仰っておられました。
お気に入りの器で美味しいものを頂く、それだけで特別な時間となりますね。
こちらは相賀先生の新作の伊部茶碗です。
伊部手の土肌はトロリと溶けるチョコレートのような濃厚な発色となり、
明るい黄胡麻が美しく映えています。
また商品ページにてご紹介させて頂ければと思っております。

三寒四温を繰り返しながら、だんだんと春の訪れを感じる季節となりましたね。

先日開催致しました「伊勢崎 淳 新作酒器特集」ご好評頂き誠に有難うございました。

淳先生は来月からの大規模な展示会に向けて精力的に活動されており、

今年度も益々エネルギッシュにご活躍されるのであろうと期待しています。

 

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さて、本日は心和ませてくれる素敵な画像をご紹介させて頂きます。

相賀真志郎先生のお皿に鳴門金時でおやつを作って盛り付けられたそうです。

時間があれば備前の器を使用し、気分を盛り上げていると仰っておられました。

お気に入りの器で美味しいものを頂く、それだけで特別な時間となりますね。

 

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こちらは相賀先生の新作の伊部茶碗です。

伊部手の土肌はトロリと溶けるチョコレートのような濃厚な発色となり、

明るい黄胡麻が美しく映えています。

また商品ページにてご紹介させて頂ければと思っております。

新春特別企画~巨匠たちの器展~8

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

本日の新春特別企画は第八弾として、島村 光先生の備前枡のご紹介です。

高いデザイン力と情緒豊かなセンスで現代細工のトップを走っておられます。

また大変寡作でとても高潔なポリシーを持った名工と呼ぶに相応しい方です。


島村 光先生の枡といえば一合枡が最もポピュラーですが、

本作は一升枡となっており、大変存在感のある作品に仕上がっています。

これだけの大きな箱型の造形ですが歪みやひび割れなどが一切無く、

驚くべき精度で土の厚みなどを計算して制作されていることが分かります。

特に球体状ではなく板を張り合わせた立方体に近い造形ですので、

破損や変形の危険も格段に高かったのではないかと思います。

それだけ高い技術で制作されていますが、その技術を鼻にかける事無いので、

島村 光先生らしい飄々とした雰囲気があり気軽に楽しく使えそうです。

節分が近いので豆などを入れられても面白いかもしれません。


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よく見ると枡の組み合わせ部分は象嵌で表現されています。

 

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この内面の平坦で凹凸のない美しい処理には驚かされました。

 

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新たに使用されている陶印は「振り返る馬」だそうです。

 

新春特別企画 巨匠たちの器展如何でしたでしょうか。

書き手として作品単体を見るだけでは分からなかった事が、

連続記事の別作品と比較することで色々と発見に繋がったように思います。

使いながら作り手の気持ちが感じられるのが備前焼などの工芸品の良い所だと感じます。

目で見て肌で触れて唇で味わう。そして焼き締まった音を聞き、良い香りに誘われる。

そうやって五感を通して作り手との語らい、ぶつかり合い、打ち解け合う。

これからも感動して頂ける器をご紹介できるよう努力していきたいと思います。

巨匠たちの器展ご覧頂きありがとうございました。


(島村 光/備前大枡 size:径18.3cm×径18.4cm×高さ9.2cm ¥120,000)
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
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(島村 光/備前大枡)

size:径18.3cm×径18.4cm×高さ9.2cm price: 売約済

 

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新春特別企画~巨匠たちの器展~7

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

本日の新春特別企画第七弾の更新は、金重晃介先生の備前手鉢のご紹介です。

先日の更新で兄である金重道明先生の伊部鉢をご紹介させていただきましたので、

今回の記事と見比べて頂くと新たな発見があるやも知れません。


今回の作品は、金重晃介先生の窯出しの際に見掛けて一目で気に入った作品です。

金重一門らしい手間暇を掛けた土作りによって大変素晴らしい窯変となっております。

その土作りはまるで祈りにも近しい清らかさすら感じさせるものであり、

その清らかさや尊さ故に、その道を往くことの険しさを感じさせるものでもあります。

そのか細い祈りによって手繰り寄せられた奇跡の土味が、美しさと儚さを併せ持っており、

備前焼の中の侘び寂びに良く似合っているのだと感じます。

 

金重晃介先生の作品をお買い上げ頂く時などにお話させて頂いているのですが、

窯出しや鑑定などで金重晃介先生の工房へお邪魔させて頂く際に、

いつお伺いしても必ず整理整頓された状態でお出迎え頂いています。

やきもの作家の工房といえば試行錯誤のるつぼのようなものであり、

飛散した泥漿や土を削った欠片等で散らかっているのが当然なのですが大変異質です。

金重晃介先生の工房では削った欠片等は必ず一箇所にまとめられ、再利用される時を待っています。

金重一門らしい土を大事にする教訓だな、と思いそのままお客様にお話していましたが、

今回の記事を書き起こしてみて、なるほど祈りを捧げる教会のようであると認識を改めました。

 

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口縁部の反り方、斜めに入った櫛目だけで晃介先生らしさが出ています。

 

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灰被りと黄胡麻の黒と金に、緋色の抜けが相性バッチリです。

 

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裏面の橙色系の柔らかな土味が、あばた高台によってねっとり感を更に強調されているように思います。

 

(金重晃介/備前手鉢 size:径27.7cm×径26.4cm×高さ15.4cm ¥300,000)
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
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(金重晃介/備前手鉢 size:径27.7cm×径26.4cm×高さ15.4cm ¥300,000)

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新春特別企画~巨匠たちの器展~6

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

本日の新春特別企画は第六弾として金重道明先生の伊部鉢をご紹介します。

金重道明先生が逝去されて今年で丁度20年となります。

今なお多くの愛陶家を魅了してやまない道明備前の魅力がたっぷりと詰まった逸品です。


本作は箱書きに「初窯庚申」と記載されており、1980年制作の作品となっています。

また、岡山高島屋にて開催された金重道明作陶展の出品作で、

その当時お買い求めになられた方から直接分けて頂いたものです。

剛先生にお話を伺うと、1980年に築いた窯は元々金重陶陽先生の窯で、

大変気難しい窯だったのですが、道明先生の窯焚きに合わせて改良されたものだそうです。

それ以後の作品はこの窯で焼成され、没後は息子である巌先生と剛先生に受け継がれたそうです。


私見ですが未だに衰えない道明先生の人気の秘密はここにあるのではないかと思います。

陶陽先生や素山先生という大名人の作陶を間近で見ながらも、

道明先生はただそれを模倣しただけの物は作っていません。

あくまでも自分の焼きを模索し、陶陽先生の窯を自分流に改良したように、

作風もまた自らの持ち味を活かしたとびきり真面目で一際丁寧な道明備前を確立されています。

それこそが色褪せない魅力となって、今も愛陶家を魅了し続けるのでしょうね。

 

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土を第一に考える教えを守り、自らの美を磨く。

素晴らしい窯変と真面目で素直な作風がベストマッチです。

 

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裏面もまるで夕焼けのような見事な緋色に。

市販の陶土を使用してみると、この土味を出すことの大変さが身に沁みてよく分かります。

 

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この緋色が濡れる事でさらに美しく発色します。

釉薬を用いない備前焼ならではの変化ですね。

 

(金重道明/伊部鉢 size:径31.8cm×径31.8cm×高さ6.1cm ¥350,000)

作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。


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新春特別企画~巨匠たちの器展~5

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

本日の第五弾の更新は伊勢崎 淳先生の銅鑼鉢です。

御存知の通り五人目の備前焼人間国宝に指定された方で、

穴窯焼成と斬新な作風で備前焼界に新風を巻き起こされました。


本作は20年程前の作品で岡山県指定の無形文化財に選定される以前の作品です。

銅鑼鉢というとやはり黄瀬戸の銅鑼鉢が有名ですが、

黄瀬戸銅鑼鉢の大名物は底部に草花文様を施してあります。

本作では備前焼の特性を活かして胡麻・牡丹餅・緋襷で、

それぞれ色・円・線を組み合わせて一枚の絵のように工夫されています。

よく見てみると丸い銅鑼鉢の中に三角の丸三つがあり、

更にその奥に赤い線で描かれた三角形が浮かび上がってきませんか。

淳先生の最新作に見られる特徴的な牡丹餅の使い方や、

幾何学模様を連想させる独特のデザインセンスの芽生えが感じられる器です。

 

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一見すると一般的な備前鉢の模様に見えますますが、よく見ると規則性があります。

 

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最新作の赤みの強い穴窯の焼きとはまた違った渋さがあります。

 

(伊勢崎 淳/備前鉢 size:径25.2cm×径25.1cm×高さ6.4cm ¥76,000)
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(伊勢崎 淳/備前鉢 size:径25.2cm×径25.1cm×高さ6.4cm ¥76,000)

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新春特別企画~巨匠たちの器展~4

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

本日は藤原 雄先生のとても豪快な擂鉢をご紹介します。

陶印から見ても人間国宝に指定されてからの作品で、

溌溂と漲るパワーを感じられる堂々とした作品です。


生涯にわたって自分のスタイルを変えること無く、

単純明快・豪放磊落の作風を貫き通した藤原 雄先生は、

壮年期であっても伸び伸びとした大型の作品を多く作っておられます。

まるでいつまでもデビューした手の若手作家のように自由で、

あくまでも楽しみながら自分が好きになれる作品を作り続けていたように思います。

藤原 雄先生の代名詞ともなった壷も、弱視という大変なハンディキャップを持ちながら、

自分のスタイルを貫き独自の作風の壷で世界に備前焼の輪を広げられました。

藤原 雄先生の作品は他人からの評価など気にするな、

自分の信じる道をいきなさい、と励ましてくれるかのようです。

 

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藤原 雄先生の黄胡麻は独特のザラザラとした触感になっています。

 

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古備前の時代では備前擂鉢投げても割れぬと謳われたそうです。

 

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裏面の紫蘇色には揺らぎがあり、赤が濃い部分と紫が濃い部分に分かれています。

 

(藤原 雄/備前片口鉢 size:径33.6cm×径33.4cm×高さ12.1cm ¥190,000)
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(藤原 雄/備前片口鉢 size:径33.6cm×径33.4cm×高さ12.1cm ¥190,000)

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新春特別企画~巨匠たちの器展~3

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

本日の更新は巨匠たちの器展では山本陶秀先生の作品をご紹介します。

陶秀先生と言えば陶陽先生啓先生に続く三人目の備前焼人間国宝で、

左右対称の端正な造形を確立され、轆轤の達人の異名を取る名工です。


本作は半月鉢と呼ばれる円を欠いたデザインになっており、

陶秀先生の正確無比の轆轤技によって月食の始まりような雰囲気を見せています。

轆轤の達人らしい円自体の美しさとそれが変形することによる侘び寂びが見事に表現されていますね。

更に本作ではもう一段心憎い演出がなされており、中央部の牡丹餅が大変美しい円を描き、

そこに窯の特徴である金彩が掛かることで紅く輝く満月が落とし込まれたかのようです。

やや還元の掛かった暗めの胡麻がちょうど夜空のようにも見えて面白いです。

半月の鉢に満月が隠されているのが何ともロマンチックですね。

轆轤の達人らしい円の美しさが楽しめる作品です。

 

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暗めの胡麻と土味の夜空にぽっかりと紅い満月が浮いています。

 

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裏面から見ると半月の造形がより分かりやすいですね。

 

(山本陶秀/備前手鉢 size:径23.5cm×径21.2cm×高さ13.5cm ¥300,000)
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(山本陶秀/備前手鉢 size:径23.5cm×径21.2cm×高さ13.5cm ¥300,000)

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新春特別企画~巨匠たちの器展~2

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

本日の更新は巨匠たちの器展第二弾としまして、

藤原 啓先生の備前丸皿をご紹介します。


この作品は土味や黄胡麻の味わいなど晩年の特徴がよく出ています。

特筆すべきはやはりカラリと焼き上がった渋い黄胡麻です。

先日ご紹介させて頂いた金重陶陽先生の角皿の黄胡麻とよく似ていますね。

胡麻の性質としては窯での焼成中にはゲル状に近くなっており、

それらが集まって厚みを増した部分が黄金色の溜まりになります。

両作とも黄土色の胡麻を下地にこの黄金色のグラデーションが乗っていますね。

この厚みに変化をもたせた胡麻に、更に焦げや土肌の露出などの変化が加わり、

今回の作品のようなとても立体感がある色合いの胡麻が完成します。

製作時期はかなり異なる二枚の作品ですがとてもよく似ており、

大変親密で合作が多かった陶陽啓両先生らしい縁を感じます。

 

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この黄胡麻は雄先生にも受け継がれていきます。

 

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高台は幅広で高く削り出されており啓先生らしいです。

 

(藤原 啓/備前八寸皿 size:径24.3cm×径24.1cm×高さ5.3cm ¥150,000)

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新春特別企画~巨匠たちの器展~1

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

本日より当ブログで新春特別企画と題しまして、巨匠たちの器展を開催させて頂きます。

人間国宝から無形文化財の巨匠たちの素晴らしい器をご紹介させて頂きます。


本日の第一弾は金重陶陽先生の備前角皿をご紹介致します。

本作は最晩年よりも少し前、昭和30年前後の作品であると思われます。

金重陶陽先生の作品に共通することですが、作品に「ここを見ろ!」という主張がなく、

それでいて俯瞰ですぐに金重陶陽先生の作品だな、と思わせる美しさが備わっています。


胡麻そのものの色合いの良さ、粒の細かさ、全体で見る掛かり方。

端々に感じられる非常に丁寧な仕上げ、そして堅くなり過ぎないように考えられた歪み。

きめ細やかで上品な土味と、朽ち枯れていく儚さを感じさせる石はぜ。

高い技術や心構えから生まれる優美さと、土味の幽玄なる侘び寂びが渾然一体となっています。

優美さと侘び寂びが表裏一体となって、不必要な存在感や主張を打ち消しつつ、

素晴らしいバランスでおくゆかしき金重備前を作り上げています。

 

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からっとした清潔感のある胡麻は、使用する食材を引き立てます。

 

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僅かに歪んだその造形が、丁寧な作りの中に奇をはらませて独特のリズムを作っています。

 

(金重陶陽/角皿 size:径21.9cm×径21.5cm×高さ3.5cm 晃介識箱製作中)
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
川口陶楽苑へのメール(クリックするとメール送信画面になります)
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(金重陶陽/角皿 size:径21.9cm×径21.5cm×高さ3.5cm  売約済

晃介識箱製作中

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美の探求者

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。
今回は常連のお客様より頂戴したお写真をご紹介させて頂きます。
やきもの文化への愛がひしひしと伝わってくるお写真に心和みます。
高級料亭にお招きされたかのような美しい器と盛り付けに惚れ惚れしますね。
お料理と器の取り合わせを真剣に思案していくなかで、
お客さまご自身が器選びに何を重視するべきか再確認されたり、
器同士の相性など色々な発見があるのだそうです。
日々掌中より形を取り出す備前焼作家もまた同じで、
個展の名品などの前例を真似たり研究したりを繰り返しつつ、
自らの心中に美しいものの欠片を堆積させていくことで、
生み出される作品に磨きがかかっていくようです。
作り手と買い手の両極に位置しながらも、
同じ探求者としての目線があり大変興味深くお話を拝見しました。
我々もまた探求者として売り手の美学を磨かねばと身が引き締まる思いです。皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

今回は常連のお客様より頂戴したお写真をご紹介させて頂きます。

やきもの文化への愛がひしひしと伝わってくるお写真に心和みます。

高級料亭にお招きされたかのような美しい器と盛り付けに惚れ惚れしますね。

お料理と器の取り合わせの美しさを探求していくなかで、

お客さまご自身が器選びに何を重視するべきか再確認されたり、

器同士の相性など色々な発見があるのだそうです。


日々掌中より形を取り出す備前焼作家もまた同じで、

古典の名品などの前例を真似たり研究したりを繰り返しつつ、

自らの心中に美しいものの欠片を堆積させていくことで、

生み出される作品に磨きがかかっていくようです。

作り手と買い手の両極に位置しながらも、

同じ探求者としての目線があり大変興味深くお話を拝見しました。

我々もまた探求者として売り手の美学を磨かねばと身が引き締まる思いです。


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相賀真志郎先生の新作が入荷しました2

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

前回の11/18の入荷速報から期間が空いてしまいましたが、

相賀真志郎先生の新作伊部皿をご紹介したいと思います。

淡々とした作陶生活を送っているように見えて、その実大変な努力家である相賀真志郎先生は、

近年その評価が高まりつつありデビュー時から作品を頂いている当店は感無量です。


相賀先生は決して天才的な技量、神業を持っているというタイプではございません。

仕事場にこもって黙々と仕事をこなし、泥まみれになりながらなおも轆轤に向かい続けるような方です。

相賀先生は陶の道と対峙する時、誰よりも道に対して真面目に向き合っていると思います。

愚直なまでに自分の美学を貫き、作って壊してまた作ってを延々と繰り返し続けています。

制作物を誰よりも厳しい眼で審査することが出来る。これが相賀先生の最大の武器であると考えています。

その眼鏡に適った作品はどれもが安心して見ていられる作品ばかりです。

 

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相賀先生の厳選によって、五枚どれもが抜群の焼きになっています。

 

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塗り土を施していない裏面部分は土味のグラデーションが見事です。

 

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ても濃厚な黄金の胡麻は砂金を掬い上げたかのようです

 

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裏面の土味は五枚それぞれに違いがあり、土ものらしい揺らぎが感じられます。

 

(相賀真志郎/伊部皿 size:径約16.5cm×径約16.3cm×高さ5.0cm  price:¥30,000)
※五枚組で一つの箱に入ります
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
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相賀真志郎先生の新作伊部皿、如何でしたでしょうか。

寡作であってもどれもが個展級の出来である相賀先生らしい、どれもが高水準の見事な組皿です。

一枚が6,000円となっており普段使いにも最適ですが、五段仕切りの箱に入っており贈答品にも良いと思います。


(相賀真志郎/伊部皿 size:径約16.5cm×径約16.3cm×高さ5.0cm  売約済

※五枚組で一つの箱に入ります

作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。


Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220

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相賀真志郎先生の向付

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

先日、お客様より頂戴した素敵な写真をご紹介させて頂きます。

以前お買い上げ頂きました相賀真志郎先生の向付に

ご自身で釣られたというアオリイカを漬けユッケにしたものを盛り付けられたそうです。

日々ご愛用頂いているご様子をお聞きし本当に嬉しく思います。

本作品はしっかりと焼き締まった緻密な土肌に丁寧に黄胡麻が折り重なった作者らしい向付でした。


相賀先生は1月に1、2回は窯焚きをされており、数ヶ月に亘って焼成を繰り返し、

その中で厳選された作品のみ発表されるという、備前随一と言っても過言ではない

厳しい作陶スタイルで頑張っておられます。

厳しい目で作品を判断される為、厳選される作品の水準が非常に高く、

決して歩留まりは良くないのですが、しっかりとした志しを持って作陶されています。

相賀先生の新作は10月~11月に入荷出来る予定ですので、また随時ご紹介させて頂きたいと思います。

森本良信先生の新作が入荷しました3

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

今日は森本先生の新作のご紹介第三弾となります。

今回の作品は僕も一目で気に入った白化粧の片口です。

李朝鶏龍山を思わせる落ち着いた色合いの白化粧と大胆な鉄絵が魅力の作品です。

清潔で華やかな白も素敵ですが、ここまで枯れた白も中々無く、侘び心を刺激される逸品です。

勿論お酒注ぎとしてご使用頂けますが、片口小鉢としてご使用頂くのも中々雰囲気があると思います。

写真上が稲わらを刷毛にして白化粧掛けを施した「絵刷毛目片口」、

写真下が白化粧の流し掛けによる「鉄絵片口」になります。

(刷毛塗りではなく、総釉掛けではないので鉄絵となります)

 

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本作の化粧掛けは全て細い稲わらを束ねて行っています。

こちらの作品はその稲わらによる化粧掛けの影響がよく出ており、

程良いムラや勢いを感じさせる掠れは外連味がなく必要最低限の手入れになっています。

その無駄の無さが用の美を生み、侘び心をとことん擽るのでしょうか。

 

以下は「鉄絵片口」です。

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こちらは流し掛けによる「鉄絵片口」です。

刷毛目によるムラの無い分、白化粧の柔らかな色合いが楽しめるようになっており、

さらに鉄分の黒い粒がよりはっきりと出ており、今作の特徴である枯れた白化粧を堪能できます。

 

森本先生の侘びた白化粧作品、如何でしたでしょうか。

何故、まるで何十年と使い古されてきたかのような枯れた白色が心に響くのでしょうか。

最新鋭のステンレス材の残酷なまでの輝きよりも、使い古された鉄瓶の渋い肌に魅了されるように、

贅沢な光沢を放つ新品の木材よりも、古民家の黒ずんだ梁や古民具に心ときめくように、

日本人の美の価値観にピッタリと合致する「無常感」を、

朽ち枯れて散っていく「死生観」をこの白化粧が表現しているのでは、と思っています。

 

(森本良信/絵刷毛目片口  size:径15.7cm×径11.3cm×高さ8.0cm  price:¥20,000)
(森本良信/絵粉引片口    size:径14.4cm×径11.3cm×高さ7.9cm  price:¥20,000)
(※造形上注ぐ際にお酒が垂れやすくなっています、拭き取ったり器に馴染ませるなどしてお使い下さい)
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
川口陶楽苑へのメール(クリックするとメール送信画面になります)
川口陶楽苑のHPへ(森本良信/絵刷毛目片口  size:径15.7cm×径11.3cm×高さ8.0cm  price:¥20,000)

(森本良信/絵粉引片口  size:径14.7cm×径11.2cm×高さ8.0cm  売約済

(森本良信/鉄絵片口    size:径14.3cm×径11.0cm×高さ7.9cm  price:¥20,000)

(※造形上注ぐ際にお酒が垂れやすくなっています、拭き取ったり器に馴染ませるなどしてお使い下さい)

作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。


Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220

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森本良信先生の角皿

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

先日、お客様より嬉しいメールを頂戴しました。
お買い上げ頂いた森本良信先生の角皿を早速ご使用頂き楽しんで頂けたそうです。
大きすぎず小さすぎずの程良いサイズの皿で、色々なお料理を盛り付けてみたくなる作品だと思います。
最近は食器に拘るお客様がだんだんと増えてきているように感じております。
その風潮を感じながら現代作家さん達は趣向を凝らしながら食器造りに力を注がれています。
備前の食器は以前は重量感があってどっしりとした土ものらしい食器が主流でしたが、
時代と共に比較的軽く、収納性にも優れているといった使い勝手の良さが求められてきているように思います。
もちろんそこに備前らしい土味の良さや焼きの魅力が備わっているものでなければなりません。
森本先生は井戸や粉引など薄造りの作品も出掛けてこられ、そこで培われた技術を生かした、
繊細さと作者の持ち味である土味と重厚な胡麻景色を備えた、備前の食器の理想的な作品を発表して下さいました。
今後も時代と共に変化してゆく備前の食器をリアルタイムでご紹介していければと思います。

先日、お客様より嬉しいメールを頂戴しました。

お買い上げ頂いた森本良信先生の角皿を早速ご使用頂き楽しんで頂けたそうです。

大きすぎず小さすぎずの程良いサイズの皿で、色々なお料理を盛り付けてみたくなる作品だと思います。

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最近は食器に拘るお客様がだんだんと増えてきているように感じております。

その風潮を感じながら現代作家さん達は趣向を凝らしながら食器造りに力を注がれています。

備前の食器は以前は重量感があってどっしりとした土ものらしい食器が主流でしたが、

時代と共に軽く収納性にも優れるといった使い勝手の良さが求められてきているように思います。

もちろんそこに備前らしい土味の良さや焼きの魅力が備わっているものでなければなりません。

森本先生は井戸や粉引など薄造りの作品も出掛けてこられ、そこで培われた技術を生かした、

繊細さと作者の持ち味である土味と重厚な胡麻景色を備えた、

備前の良さを凝縮した食器の理想とも言うべき作品を発表して下さいました。

今後も時代と共に変化してゆく備前の食器をリアルタイムでご紹介していければと思います。

全力投球~多久周作~

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

備前地方では台風がちょうど暴風域を抜けたところです。

依然強い風と雨が続いていますがやや弱まってきました。


さて今日は多久周作先生の一風変わった小碗をご紹介したいと思います。

何事にも一生懸命な多久先生らしい全力投球の小碗です。

通常こういった小碗は数物で色んな作家さんが制作していますが、

ここまで気合の入った造形と焼成のものはなかなか無いと思います。

若手作家らしいひたむきさと焼き物への敬愛の念を強く感じますね。

 

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濃い緋襷にややカセた胡麻が似合っています。

緋襷が胡麻と溶け合ってビードロ状に変化しています。

 

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裏面もこってりとした多久備前らしい景色が出ています。

これだけしっかりと茶陶レベルの焼きが入っているのには驚かされました。

 

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中には一面の見事な緋襷が出ております。

多久先生が今後も緋襷をしっかり研究していきたいと仰っていました。

 

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高麗の名品割高台茶碗は一体どれだけの陶人を魅了してきたのでしょうか。

今もまた平成の時代に生きる若き陶工の胸を熱く焦がしています。

 

多久先生の割高台小碗、如何だったでしょうか。

見ていて気持ちよくなるくらい一生懸命に作っています。

これからの多久先生がどのように進化していくのか本当に楽しみですね。


 

(多久周作/割高台小碗)
左     size:口含む径9.6cm×径9.6cm×高さ6.6cm   price:¥2,500)
右     size:口含む径10.0cm×径9.8cm×高さ6.9cm   price:¥2,500)
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
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(多久周作/割高台小碗)

左     size:口含む径9.6cm×径9.6cm×高さ6.6cm    price:売約済

右     size:口含む径10.0cm×径9.8cm×高さ6.9cm   price:売約済

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高力先生の窯出しがありました4

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皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

今日も高力先生の電気窯最新作をご紹介したいと思います。

前回ご紹介した緋襷水玉が逆転した白抜き水玉のピッチャーです。

 

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一面を埋め尽くす緋襷に可愛らしい雪玉のような抜けがあしらわれています。

 

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内側には白土に通常の緋襷が掛けられています。

改めて見てみてもやはり緋襷の発色がとても素晴らしいです。

 

今回はソースピッチャーなどに使えそうなサイズの大きめのピッチャーです。

食卓が大きな舞台とすればいわば脇役ですので、現在お持ちの素敵な食器はそのままに、

このピッチャーを加えて頂くことでいつもとはまた違った雰囲気が楽しめるのではないでしょうか。

お手軽に備前の食器を楽しめて、食卓をより賑やかにすることが出来ると思いますよ。

 

 

(高力芳照/緋襷水玉酒呑)
左     size:径7.2cm×径6.8cm×高さ5.2cm  price:¥10,000)
右     size:径6.8cm×径6.7cm×高さ5.3cm   price:売約済)
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
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(高力芳照/緋襷水玉片口)

左     size:口含む径8.5cm×径7.1cm×高さ7.4cm  price:売約済

右     size:口含む径8.3cm×径7.1cm×高さ7.9cm   price:売約済

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Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220

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