ご挨拶
この度、金重晃介先生の新作酒器特集を開催させて頂くことになりました。
2018年末に約二年ぶりに窯出しされたばかりの新作酒器を販売致します。
金重備前の代名詞とも言える窯変やカセ胡麻の出た極上の酒器が揃っております。
2019年1月21日20時から開始致しますので是非皆様ご覧下さいませ。
こちらの写真は金重晃介先生が現在使用されている登り窯の煙突です。
組み上げられた煉瓦がまるでモザイクタイルのように色違いになっています。
本体部分に組み込まれている煉瓦も含めて現在この窯に使用されている煉瓦は、
昔は別の窯として組み上げられて使用されていたものを分解して使用しているそうです。
焼成時の自然釉が付着したり、焼きが入ることでこのような色違いになっています。
まるで窯自体がアート作品であるかのように美しく暫し見入ってしまいました。
煉瓦も粘土も作品もここでは全てが循環しているように感じられました。
森の中の工房の小さなサイクルですが、人も土も何もかもが輪になっています。
工房の片隅には水で溶かした粘土が置かれ、いずれ来るであろう出番を待っています。
この煙突の奥側には掘り出された何トンもの土が眠っています。
窯の脇道の山道には風雨に晒された作品がひっそりと佇んでいます。
煉瓦も土も作品も人間も全てが巡り巡って循環しており、
その中で美しい形が生まれては飛び立ち、また人から人へと循環しています。
今回も素晴らしい作品が生まれてきましたので是非お楽しみにお待ち下さい。
川口陶楽苑
作品一覧
作品の販売について
1月21日(月)20時より販売開始いたします。