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山本陶秀 作 「備前湯呑」
(商品No. 5102)
70,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前湯呑です。卓越した轆轤技術によって成形された湯呑を徹底した温度管理で焼き上げ、薄く靭やかでいて堂々とした風格のある造形に仕上げられています。特に口縁部は人間が陶土をここまで薄く出来るのかと驚かされるほど薄く挽き上げられています。しかし薄く端正な造形ですが軽すぎることはなく、口縁部以外はある程度の厚みを出してやることで熱の調整や安定感を向上させています。陶秀先生の特徴である白色の強い土味は何とも清潔感があり、そこへ鮮やかな緋襷が掛かり抜群の景色となっています。鮮やかな緋襷は美しい濃淡を生み出し、いつまで眺めても飽きません。
■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.6cm×径7.6cm×高さ8.0cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2018-06-29
■作者(山本陶秀)について
山本陶秀先生(1906年~1994年 備前市伊部生まれ)は大正10年に陶芸の世界に入り、1933年に築窯して独立しました。その後京都の陶芸家、楠部弥一氏に師事して技を磨きました。戦後は北大路魯山人やイサム・ノグチらと交友を深めました。「ろくろの陶秀」と呼ばれるほどろくろ技術に優れ繊細な作品を制作し、茶入を主に茶陶の製作も意欲的に取り組み茶陶の名工としての地位を確立。特に茶入を好み、多く手掛けていました。1987年に国指定重要無形文化財保持者となりました。1992年、「六古窯の旅・人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、山陽新聞賞、中国文化賞、毎日芸術賞、備前市功労賞、紫綬、紺綬褒章、勲四等瑞宝章、備前市名誉市民
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