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高力芳照 作 「備前窯変茶碗」
(商品No. 5510)
50,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
巨匠 金重素山先生の内弟子で若手人気作家 高力芳照先生の窯出しされたばかりの新作備前窯変茶碗です。2019年初夏の窯出しの最新作で、土を大事にしながらも窯変を狙い続ける高力先生らしい、溶けた鉄のような灰被りと柔らかな緋色が同居した秀作です。土と焼きという相反する二つの事象のバランスを取る事で生まれる灰被り窯変ですが、そのような難しい焼きの中でも土に寄せすぎず焼きに寄せすぎず絶妙なタイミングで仕上がっています。正面では火を直接吹き付けたかのような自然釉が集積した景色となっており、集中して厚く重なった灰がグツグツと煮え立ったまま固まってまるでマグマのような窯変に変化しています。正面以外では逆にやや温度が低い甘焼きのような景色となっており、木の表皮のような柔らかなカセ胡麻や熟れた果実のような鮮やかな緋色が楽しめます。高温と低温という相反するような二つの要因が齎す景色を上手く切り替え、そのどちらの色合いともが抹茶の爽やかな緑と相性抜群という面白い茶碗です。程良い手取りの茶碗で女性の方や小さ目の茶碗をお求めの方にもお使い頂けます。
■作品の概容
共箱後日(発送までしばらくお時間がかかります)
径11.7cm×11.7cm×高さ7.5cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2019-06-04
■作者(高力芳照)について
高力芳照先生は、兵庫県赤穂市に生まれました。焼き物好きの父親の影響で陶芸の道を志し、高校を卒業後1989年から金重素山先生・有邦先生父子に師事し陶技を学びました。7年間の修行を経て1996年に備前市閑谷に登窯を築いて独り立ちし、翌年に初窯を出し成功しました。2000年に東京で初個展を開催し、以降毎年個展を開いています。1999年、使ってみたい北の菓子器展に出品して入選、2002年、茶の湯の造形展に初入選されました。
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