<< 戻る | ![]() |
![]()
曽我 尭 作 「備前酒呑」
(商品No. 6146)
11,000 円(税込)
お支払・配送についてはこちら
■作品の特徴
古備前が焼かれた時代と同じ環境を再現して古の美へと挑戦する曽我 尭先生の備前酒呑です。
古備前の時代の窯焚き様式を再現するため当時存在しなかった耐火煉瓦を使用せず、
現代の窯焚きの常識が通用しない土だけの窯で焼き上げられた作品です。
土だけの窯はそれ自体が巨大な一つの焼き物となっており、
それ故に現代の美を飛び越えて古備前に差し迫るような極上の土味を見せています。
曽我先生の窯では窯焚きをするたびに土窯自体が変容し、
その影響で作品の焼き上がりも絶え間なく変化し続ける特性を持っており、
本作はその中でもとても特徴的な「総榎肌」の作品です。
見込みの一部と高台を除いたほぼ酒呑全ての部分で、
まるで消し炭のような黒灰色のカセた自然釉が出ています。
その下地となる胎土でも焼き締まった鮮やかな緋色がでており、
手入れで一部が剥がれることで緋色が露出して赤と黒の美しい対比を作り出しています。
高台はちょうど土見せのように剥き出しになっており、
備前流の化粧掛けとして消し炭色の黒榎肌を浸し掛けにしたかのようです。■作品の概容
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径6.5cm×6.3cm×高さ5.4cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-02-17
■作者(曽我 尭)について
曽我 尭先生は1984年に東京都で生まれました。
2009年に伊勢崎 淳先生に師事し、2012年に備前市久々井に耐火煉瓦を用いない土だけの窯を築窯しました。
2013年より独立し作陶活動を開始されました。
関連商品