本日の更新は古備前が焼かれた時代と同じ環境を再現し、
古の美へと挑戦する曽我 尭先生の新作備前湯呑です。
古備前時代の様式を再現するため耐火煉瓦等も使用せず、
その為に窯内部の熱効率からしてまったく現代の常識が通用しない窯で焼き上げられており、
それ故に現代の美を飛び越えて古備前に差し迫るような極上の土味を見せています。
本作は片面が光沢のない肌、もう片面がネットリとした光沢のある肌となっており、
そのどちらもが昭和の名工たちの極上の土味に迫る味わい深さを持っています。
光沢のある肌では薄っすらと紫蘇色を含んだ茶褐色の肌が、
光沢のない肌では南蛮焼き締め風の黄土色の肌が出ています。
質感の面でも非常に興味深い作品で、サラサラとした優しく滑らかな手触りは、
作品全体に見られるプツプツと滲んだ鉄分の黒点と相まって、
数百年の時を経て摩耗した古備前の肌を忠実に再現しています。
さり気ない緋襷も金彩が乗って、ネットリと渋い土味の中で程良いアクセントとなっています。
岡山在住の古備前マニアたちをも唸らせてきた曽我先生の土味が冴え渡る逸品です。
(曽我 尭/備前湯呑 紙箱)
size:径7.3cm×径7.3cm×高さ9.3cm price:¥6,000
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
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(曽我 尭/備前湯呑 紙箱)
size:径7.3cm×径7.3cm×高さ9.3cm price: 売約済
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