本日の更新は金重陶陽先生に師事し、最期の弟子としてその技術と志を受け継いだ、
和仁栄幸先生の正興時代の備前ひだすき四方筒花入です。
昭和62年2月までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品であると思われます。
叩き伸ばして作った一枚の板を四方型のものに巻き付けながら制作したもので、
四方型ながらも手づくりの柔らかさや温かみのある造形が持ち味となっています。
流石陶陽先生・素山先生の両氏より厳しい指導を受けた和仁先生らしく、
素朴で温かな味わいの緋襷は、緋襷の発色も土味も抜群の色合いとなっています。
師の教えである「作り手の心が美しくなければ美しいものは生まれない」との言葉を胸に、
今もまだ晴耕雨読の生活を続ける和仁先生らしい見ていて心安らぐ逸品です。
シンプルな筒型で花を活けやすく、場所も取りませんので、
お手軽に生活の中に備前の花器を取り入れられます。
(和仁正興/備前ひだすき四方筒花入 共箱)
size:径6.8cm×径6.6cm×高さ29.5cm price: 売約済
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