今日は伊勢崎紳先生の備前緋襷竹透鉢をご紹介します。
備前の作品というと黒くて重くて暑苦しいから夏には似合わない!
なんて思ってる方がいたら是非チェックして欲しい作品です。
人間の感覚は視覚、味覚、聴覚、触覚、嗅覚があります。
通常の備前焼と言えば視覚、触覚で美しさを感じるものですが、
しかしこの作品には更に聴覚によって「涼」を感じさせてくれます。
窯の中で火を避ける様に設置され、土の成分が鉄になるようにじっくり焼き締めた作品です。
その為、指で弾けばまるで風鈴のように「リーン」と涼しげな音を奏でてくれます。
もちろん視覚、触覚ともに素晴らしい作品で器全体から涼しげな雰囲気が漂ってきます。
これに夏らしい素麺やサラダなんかを盛れば味覚、嗅覚でも「涼」を味わえます。
こちらの作品は近日中にHP更新で出品しますのでお楽しみに!