2014-07-08 至福のひと時 先日もお客様から晩酌のご様子の素敵なお写真を頂きました。今回はベテランの中村 真先生の酒呑とデビューされたばかりの曽我 尭先生の徳利との取り合わせです。中村家の特徴的な緋色の土味が酒を注がれて、艶かしく輝いています。曽我先生は2週間も窯焚きをされるのですが、じっくりと堅く焼き締まっていながらもなお潤いを帯びた土肌は、正に作者が目指す古備前を彷彿とさせ... More
2014-07-05 金重素山先生の徳利と盃が入荷しました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日は金重素山先生の酒器のご紹介となります。川口陶楽苑の店頭にてお客様にお買い上げ頂きました作品ですが、素晴らしい作品ですのでブログにてご紹介させて頂きます。 両方共円山窯の作品です。素山先生らしい色気と厳格さが同居した作品になっています。 見事な緋色と胡麻の花が徳利には嬉しいです。育てて使いながら土... More
2014-07-03 素敵な展示室を拝見させて頂きました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は西日本一帯が大雨ということで、備前地方でも激しい雨が降り続いております。雨を見るとつい金彩が連想されるのは焼き物屋の習性でしょうか。さて先日、あるコレクターの方のお宅に箱を届けるためお邪魔して参りました。その時に新しい展示室兼応接間が完成したとのことでさっそく拝見させて頂きました。その方は絵や時計をコレクションされ... More
2014-06-30 嬉しいお土産 先日、料理人のお客様より嬉しいお土産を頂きました。ご自宅で手作りされたという巻き寿司です。彩り鮮やかで見た目も味も楽しませて頂きました。先日、料理人のお客様より嬉しいお土産を頂きました。ご自宅で手作りされたという巻き寿司です。彩り鮮やかで見た目も味も楽しませて頂きました。 お客様はいつも当店で食器をお買い上げ頂きご自宅でご愛用下さっています。料理と器に... More
2014-06-28 金重潤平先生の個展が開催されます 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。6月ももう終わりということで、2014年の半分が過ぎ去りましたね。光陰矢の如しと肝に銘じて日々精進せねばと思っています。さて、日々精進という事で、コツコツと陶芸に打ち込み10年走ってきた世代がいます。ちょうど僕が商売の道に入った頃、ルーキーとしてデビューされた世代がそうですね。金重潤平先生もそんな10年以上走... More
2014-06-27 相賀真志郎先生の新作が入荷しました2 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は一昨日に引き続き、相賀真志郎先生の新作をご紹介致します。写真の左と中央が伊部手の作品で、紫を煮詰めたような深い黒が渋いです。写真の右が備前手となり、黒い縁取りの胡麻と赤い土味が素敵です。 焼きに焼き抜かれておりながら、端正な形が残っており、相賀先生の厳しい審査をくぐり抜けただけあります。&nb... More
2014-06-25 相賀真志郎先生の新作が入荷しました1 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。備前地方ではカンカン照りの日が続いており、冷たいお茶が手放せなくなってきました。さて、そんな暑い夏に嬉しい焼酎杯(湯呑にも使用可)が入荷しました。氷もしっかり入るサイズとなっており、これからの季節にピッタリの作品です。相賀先生らしい極限まで焼きこまれた黄胡麻が見事です。湯呑としてもお使い頂けます。 背面部分には... More
2014-06-22 50年の時を越えた親子共演 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は昨日に引き続き、お客様から頂戴した有難い写真をご紹介させて頂きます。 昨晩は藤原 啓先生、雄先生親子の共宴だったようです。現代備前の礎を築かれた金重陶陽先生に続いて備前焼を広く世に知らしめた両先生。啓先生の初期頃の昭和20~30年頃の侘びた胡麻景色の猪口に、雄先生が重要無形文化財保持者に指定さ... More
2014-06-21 高力芳照先生の徳利 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。高力芳照先生の極上の徳利展はご好評頂き有難うございました。早速、ご購入頂いたお客様から有難いメールと写真を頂戴致しました。 極上徳利と以前にお買い上げ頂いた火襷盃を晩酌で取り合わせて、楽しんで頂いたそうです。酒を浴びた酒器達が喜んでいますね。 この徳利は風船のように丸く膨らんだ形が愛嬌があり展示室で一... More
2014-06-18 展示会に行ってきました 本日は先日ブログでもご紹介をさせて頂きました、木村玉舟先生の陶彫展と同時開催の瀬戸内想彫会作品展を拝見してきました。玉舟先生の細部まで精巧でありながら力強さを兼ね備えた素晴らしい陶彫作品。そして想彫会の皆さんのもはやプロと言っても過言ではない個性溢れる作品群を拝見しました。 個展リーフレットにも掲載された羊の置物です。鼠金彩というブロンズのように焼き上... More
2014-06-15 高力芳照 極上の五本展 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。先日、高力芳照先生の窯出しがあり、五本の見事な徳利を頂いて参りました。五本の徳利それぞれが極上のパーツを持っており、明日はそれに焦点を当てて五本同時公開出来ればと思いますので是非一度ご覧下さいませ。 (金重陶陽/備前湯呑 size:径8.2cm×高さ9.8cm price... More
2014-06-12 降臨! 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。昨日今日の備前地方は突然横殴りの雨が降ったり止んだりで、激しい梅雨景色となりました。夕方からは晴れたのですが、今度は気温が急上昇し汗だくに。いよいよ本格的な夏の到来でしょうか。さて、本日は完成した共箱を受け取りに馬場隆志先生の工房へ。初めてお会いした時から段々と庭に備前焼のオブジェや像が増えておりましたが、今日はかなり大... More
2014-06-10 木村玉舟 陶彫展のお知らせ 備前焼陶彫の第一人者、木村玉舟先生の陶彫展が明日より開催されます。備前六姓御細工人として十七代目に生まれた玉舟先生の最新の作品が黒井山にて展示されます。備前細工物の名工と呼ばれた父の十六代宗得先生と同じく、一日中動物園で動物を観察する玉舟先生らしい躍動感と緻密さを兼ね備えた作品が展示されます。同時開催として瀬戸内想彫会の会員の皆さんによる作品展も開催されます。こ... More
2014-06-09 五月雨と魔法の落ち葉 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日は昨日より公開させて頂いている「森本良信 新作食器特集」の葉皿をご紹介させて頂きます。独特の赤い土味に渋い窯変が掛かり、まるで永遠に紅葉する魔法の葉っぱのような素敵な作品です。今回はこの素敵な葉皿をしばらく水につけてから撮影してみました。 如何でしょうか。赤は色艶を増し、カセ胡麻がしっとりとして... More
2014-06-07 BROTHER 兄弟湯呑 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は金重陶陽先生の湯呑と金重素山先生の湯呑をご紹介させて頂きます。タイトルにある通りテーマは兄弟盃ならぬ兄弟湯呑ということで、備前復興に尽力した陶陽先生と、その兄を支えた後に独自の境地を開拓した素山先生の時間を超えた取り合わせでございます。 二つ並べてみると金重陶陽先生は大らか、金重素山先生は色気のある作風と... More
2014-06-06 タイムカプセル 金重陶陽先生の忌部窯手造泡瓶が入荷しました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は珍しいものが入荷したのでご紹介させて頂きます。金重陶陽先生の「忌部窯」と箱書きされた手造泡瓶です。 宝瓶ブームを巻き起こした陶陽先生らしい非常に上品な造形です。 こちらの面はややこってりとした灰被りとなっています。抜けの優しい味わいと上手く対になっています。 さて、実は珍し... More
2014-06-05 多久周作先生の工房へ行ってきました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。昨日は西日本全体が大雨となり、備前地方でも霧と大雨で一気に梅雨景色となりました。そんな天気ではありますが吉井川沿いの国道374号線を車で走らせ多久工房へ向かいました。大皿の注文があり、周作先生にお伺いしたところ伊部手のものがあるとのこと。和気地方の南山方というところなのですが山を車で登っていますと霧で下が見えません。&n... More
2014-06-04 BORDERLESS 馬場隆志先生の作品が入荷しました4 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日はBORDERLESS特集の最終日ということで、大変反響の多かった洋酒器の備前バージョンをご紹介したいと思います。黒はトロフィー・カップのような独特の雰囲気がありましたが備前手はどう見えますでしょうか。焼成は馬場先生のオリジナルの「窯変緋襷」となっております。カップ部分の約半分から下はコーティングのように窯変が発生し... More
2014-06-03 BORDERLESS 馬場隆志先生の作品が入荷しました3 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日も引き続き馬場先生のBORDERLESSな新作たちをご紹介していきたいと思います。今日のテーマは革新と伝統のボーダー、そして作品と破片のボーダーとは?です。ボーダー、つまりは境界線、ある物とある物の境目です。馬場先生の作品を見ているとアナタの境界線はどこ?と作品が問いかけてくるように感じます。革新的な、の... More
2014-06-02 BORDERLESS 馬場隆志先生の作品が入荷しました2 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は昨日に引き続き馬場先生の新作をご紹介させて頂きます。今日はもうすぐ開幕となる2014年サッカーワールドカップに因んで、とてもユニークな造形の黒洋酒器(黒ワインカップ)をご紹介いたします。 トロフィー・カップを思わせる大胆な造形になっています。 備前のワインカップは脚部が窯内でヘタりやすくとても難... More