2014-08-23 馬場隆志先生の窯出しがありました 皆さんこんにちは、本日二回目のブログ更新です。先日馬場隆志先生が新しい窯を築かれ、その初窯出しにこの度お邪魔させて頂きました。新窯は以前の登り窯に比べて半分程度の大きさでした。 とても立派な登り窯です。馬場先生の溢れ出てくるアイデアを形にする魔法の機関です。 窯自体も焼き上げられていくことでゆっくりと変化していきます。膨張と収縮を繰り返し、煉... More
2014-08-23 生誕100年特別企画 中村六郎H氏コレクション展4 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は中村六郎といえばこれを思い浮かべる方も多いと思われます。緋色の甘い土味が出たカセ胡麻の酒呑のご紹介です。この作品は先にご紹介させて頂いた3点の酒呑より少し時代が古く、作行の変化なども見比べて頂けると面白いと思います。 熟れた柿のような見事な発色です。甘い土味はお酒の味わいを何倍も引き上げてくれそうです。&... More
2014-08-19 生誕100年特別企画 中村六郎H氏コレクション展3 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。お盆休みではたくさんのお客様にお話を伺うことが出来て素晴らしい時間を過ごせました。酒器コレクターの方もブログ記事を見て早速駆けつけて下さりとても嬉しく思います。本当にありがとうございます。さて、今日は濃厚な窯変が二つ続いたのでさっぱりとした緋襷酒呑をご紹介したいと思います。中村家の緋襷の特徴として太い藁の束を豪快に一周巻... More
2014-08-17 生誕100年特別企画 中村六郎H氏コレクション展2 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は昨日に引き続き中村六郎先生の素晴らしい酒盃をご紹介したいと思います。香り立つような色気のある作品で、酒盃にしか出せない艶っぽさがたまりません。見ているだけでお酒の馥郁たる香りを思い出してしまいます。 正面には蕩けそうな緋色とくっきりとした隈取りが。ここでは灰被り窯変のコントラストが強い景色が楽しめます。&... More
2014-08-16 生誕100年特別企画 中村六郎H氏コレクション展1 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。中村六郎先生の生誕100年の節目に本日よりブログ特別企画として、「生誕100年特別企画 中村六郎H氏コレクション展」を開催したいと思います。当店より沢山の作品をお買い上げ頂いたH様より中村六郎先生の名品をお預かりし、日替わりで川口陶楽苑のブログにてご紹介させて頂こうと思います。本日はその第一回目ということで黒く輝く灰被り... More
2014-08-15 第61回 陶彫展開催のお知らせ 9月17日より瀬戸内市役所牛窓庁舎内の瀬戸内市立美術館にて、日本陶彫会と瀬戸内想彫会の皆様の協賛で、第61回陶彫展と第11回瀬戸内想彫会展が開催されます。是非皆様お誘い合わせの上、ご来場下さい。 ... More
2014-08-10 全力投球~多久周作~ 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。備前地方では台風がちょうど暴風域を抜けたところです。依然強い風と雨が続いていますがやや弱まってきました。さて今日は多久周作先生の一風変わった小碗をご紹介したいと思います。何事にも一生懸命な多久先生らしい全力投球の小碗です。通常こういった小碗は数物で色んな作家さんが制作していますが、ここまで気合の入った造形と焼成のものはな... More
2014-08-07 高力先生の窯出しがありました5 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は高力先生の窯出し新作のご案内の最終回となります。今回も緋襷の作品ですが、登り窯による美しい緋襷をご紹介したいと思います。青みがかったグレーの肌に濃厚な緋襷が何とも美しいです。電気窯による緋襷ではこんがりと肌が焼けていますが、こちらは土の柔らかな香りがまだ残っているような印象を受けます。緋襷もしっとりと濃く、焼き付い... More
2014-08-04 高力先生の窯出しがありました4 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日も高力先生の電気窯最新作をご紹介したいと思います。前回ご紹介した緋襷水玉が逆転した白抜き水玉のピッチャーです。 一面を埋め尽くす緋襷に可愛らしい雪玉のような抜けがあしらわれています。 内側には白土に通常の緋襷が掛けられています。改めて見てみてもやはり緋襷の発色がとても素晴らしいです。 今... More
2014-08-03 高力先生の窯出しがありました3 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日も高力先生の電気窯で焼成されたばかりの新作をご紹介したいと思います。今日は高力先生のオリジナルパターンとして人気のある水玉作品の酒呑です。艶のある見事な緋色を出されており、緋襷が枝に水玉が花に見えてきます。 緋襷掛けもとてもよく考えられており、太さを変えることで全体にメリハリを持たせています。土と藁と焚き方... More
2014-08-02 高力先生の窯出しがありました2 皆さんこんにちは、今日は昨日に引き続き高力先生の作品をご紹介したいと思います。今回は電気窯の窯出しだったのですが前回春の窯出しの際に、まだ窯の奥で眠っていた物も何点か拝見させて頂きました。今日のブログでは前回の窯の味わい深い小徳利をご紹介したいと思います。極上の徳利五本展ではすべて通常サイズの徳利でしたが、その兄弟にあたる今回の二本はやや小振りで一合半前後の容量... More
2014-08-01 高力先生の窯出しがありました1 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。先日予定されていた高力先生の電気窯の窯出しがあり、登り窯奥に眠っていた素敵な作品と共に頂いて参りました。今日から数回に分けてブログでご紹介できればと思います。さて、第一回目は電気窯による緋襷酒呑です。でもいつもとどこか雰囲気が違います。 実はこれは久し振りに手捏ねで制作された酒呑だそうです。ゆっくり... More
2014-07-29 備前焼の自然黒 本日、常連の陶芸をされているお客様がお越し下さり、珍しい作品を見せて下さいました。自然黒に焼き上がった作品です。塗り土を施す事もなく、自然に焼き上がった黒なのだそうです。銀色や黒青など様々な発色を見せています。備前の焼きの面白さと奥の深さをまた教えて頂きました。8月20~26日まで岡山県総社市でも展示会をされるとの事で、岡山へお越しの際にはぜひお立ち寄り頂ければ... More
2014-07-26 伊勢崎 淳先生の窯出し 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。先日、伊勢崎 淳先生の窯出しに伺って参りました。前々からお願いしておりました黒の湯呑、ビール呑を入荷する事が出来ました。湯呑やビール呑では黒タイプは今まで制作されておりませんので貴重な作品です。その他にも、普段の緋襷とは少し雰囲気の異なる、穏やかでエレガンスな色調の緋襷の出た酒呑や、胡麻が何層にも亘って溶けている黒徳利な... More
2014-07-23 小服碗~色彩豊かに~ 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日は森本良信先生の色とりどりの小服碗が入荷しましたのでお知らせ致します。左は黒碗、飴色の釉流れが黒の肌によく似合っています。中は織部碗、濃緑色の織部釉がとても涼しげで今の季節にピッタリです。右は備前碗、やや小振りで焼酎呑や湯呑としても活躍しそうです。 織部釉の濃緑色は本当に涼しげで、クリアーな釉調... More
2014-07-21 金重有邦今昔2 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。さて、本日は昨日の続きとして金重有邦先生の近作の花入をご紹介させて頂きます。端反花入と題された本作は山土を使用して制作されており、山土の伸びの悪さによって作為的にならず、外連味の無い造形となっています。田土作品はとても優美でしたが、本作はまるで案山子のような「そこに或るのみ」の存在感があります。 外で風雨に晒さ... More
2014-07-20 金重有邦今昔 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。さて、本日は川口陶楽苑にて過去と現在の面白い出会いが有りましたのでご紹介させて頂きます。実は現在店頭にて金重有邦先生の前作の花器と近作の花器が同時に展示しております。今日ご紹介するのは陶印が「有」時代の壺で、こちらは箱に「平成三年 十月」と書いてあります。上品な胡麻に乙女の唇のように柔らかな緋襷が掛かり、優美という言葉が... More
2014-07-12 金重陶陽先生の枡蓋置が入荷しました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は夏らしい強い日差しとなっており、空も雲も高く感じます。窓辺にミヤマクワガタを見かけたので、夏の風物詩のセミの大合唱ももうすぐでしょうか。さて、本日は金重陶陽先生の珍品が入荷しましたのでご紹介させて頂きます。昭和初期の土'時代に制作された備前枡蓋置です。枡シリーズは様々な種類を制作されており、今作はシンプルな枡のみの... More
2014-07-11 嬉しいお便り 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。大型の台風も温帯低気圧に変わったようで一安心ですね。さて、先日お客様より嬉しいお便りを頂きました。「高力さんの徳利いいですねぇ~!!(^-^)v鮮やかな緋色におとなしく控え目なカセゴマがピッタリ合っていると思います!森本さんの酒呑これもいいです!!すでにだいぶ使い込んだ雰囲気が出ていて。お酒が染み込むのは少し... More
2014-07-10 相賀真志郎先生の新作が入荷しました3 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。現在猛烈な勢いの台風が迫っていますのでお気をつけ下さい。さて、本日はやや間が空きましたが、相賀先生の新作紹介の締め括りに叩き皿をご紹介させて頂きます。非常に大きな作品で厚みもあり、大地を剥がして岩に叩きつけて制作したような作品です。相賀先生の特徴でもある鮮やかな黄胡麻に、綺麗に抜けた牡丹餅が合わさり、そのまま飾っても楽し... More