皆さんこんにちは！
今日はHPのTOPに使っている写真を変更したのでご報告します。
昨日の商品UPから変更していたので気付かれた方も多いと思いますが、
元のサイズの画像を掲載しますのでじっくりと眺めて下さいね。
☆一枚目は金重陶陽先生の壺花入です。
陶印は比較的長い「ト」になっており、
昭和30年前後の晩年より少し前の作品となっております。
この頃の特徴の被せ焼きの技法がこの作品にも用いられており、
同時期の作品にも見受けられる二色の土味と胡麻緋襷の景色があります。
還元による青味のある肌にオレンジ色の光る緋襷が美しいです。
☆二枚目は森陶岳先生の黒備前徳利です。
これは最近の作品で20Mの窯で焼き上げられた作品です。
小ぶりの陶岳先生らしい可愛らしさと品格を感じさせる造形に、
強烈で荒々しく肌を焦がす胡麻が印象的な作品です。
強烈な炎により、黒の塗り土が膨れ上がっている等、
窯の内部の微妙な変化による、作品に及ぼす大きな変化が見所の作品です。
☆三枚目は安倍安人先生の彩色伊部水指です。
これは最新作で特別に許可を得て、撮影させて頂いた作品です。
安人先生の構成力の高さを証明するかのような色彩の二対六色が素晴らしいです。
明るい赤と対を成す、黒が混ざった暗い赤
少し燻したような金色と対を成す、ガラス質と混ざり合った白い胡麻
微妙なグラデーションにより様々な色に変化する水色
そしてそれと対を成す黒に限り無く近い群青色
このように様々な色が対成す絵画的な手法が用いられております。
また、造形も彫刻的な情緒溢れる動きが作品に宿っており、
まさに安人先生の理論的なアートとして存在する作品です。
