皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。
本日より当ブログで新春特別企画と題しまして、巨匠たちの器展を開催させて頂きます。
人間国宝から無形文化財の巨匠たちの素晴らしい器をご紹介させて頂きます。
本日の第一弾は金重陶陽先生の備前角皿をご紹介致します。
本作は最晩年よりも少し前、昭和30年前後の作品であると思われます。
金重陶陽先生の作品に共通することですが、作品に「ここを見ろ!」という主張がなく、
それでいて俯瞰ですぐに金重陶陽先生の作品だな、と思わせる美しさが備わっています。
胡麻そのものの色合いの良さ、粒の細かさ、全体で見る掛かり方。
端々に感じられる非常に丁寧な仕上げ、そして堅くなり過ぎないように考えられた歪み。
きめ細やかで上品な土味と、朽ち枯れていく儚さを感じさせる石はぜ。
高い技術や心構えから生まれる優美さと、土味の幽玄なる侘び寂びが渾然一体となっています。
優美さと侘び寂びが表裏一体となって、不必要な存在感や主張を打ち消しつつ、
素晴らしいバランスでおくゆかしき金重備前を作り上げています。
からっとした清潔感のある胡麻は、使用する食材を引き立てます。
僅かに歪んだその造形が、丁寧な作りの中に奇をはらませて独特のリズムを作っています。
(金重陶陽/角皿 size:径21.9cm×径21.5cm×高さ3.5cm 晃介識箱製作中)
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
川口陶楽苑へのメール(クリックするとメール送信画面になります)
川口陶楽苑のHPへ
(金重陶陽/角皿 size:径21.9cm×径21.5cm×高さ3.5cm 売約済)
※晃介識箱製作中
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
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