皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。
今日は昨日に引き続き、お客様から頂戴した有難い写真をご紹介させて頂きます。
昨晩は藤原 啓先生、雄先生親子の共宴だったようです。
現代備前の礎を築かれた金重陶陽先生に続いて備前焼を広く世に知らしめた両先生。
啓先生の初期頃の昭和20~30年頃の侘びた胡麻景色の猪口に、
雄先生が重要無形文化財保持者に指定されてから制作された徳利を合わせてお使いになられています。
1996年以降に制作された徳利という、約50年間ほど制作年代の離れた二つの作品が、
お客様のお手元にて親子共宴を果たしており、何か不思議な巡り合わせを感じずにはおれません。
古備前調を求め土に癒やしを求めた時代の啓先生の味わいと、
時代を経て土に情熱をぶつけた雄先生の窯変とを見比べてみると、
備前焼全体の大きな時代の流れも感じることが出来てとてもロマンチックですね。