皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか?
備前焼まつりではたくさんの方にお会いすることが出来、大変嬉しく思います。
さて、11月に入りましてすっかり冷え込んで参りました。
この季節といえば特別史跡旧閑谷学校の楷の木の紅葉が見頃です。
※右クリックから画像だけを表示で全体が見られます。
撮影に行った時にはちょうど見頃よりやや前となっており、ちらほらと緑の葉が見受けられました。
しかしライトアップされて照らし出される紅葉は何とも幻想的でしばしの間見入ってしまいました。
川口陶楽苑もある閑谷は街灯も少なく、少し山奥にある閑谷学校等は夜は真っ暗となります。
それが漆黒の夜空を作り出し、ライトアップをより美しく引き立てているように思いました。
写真でも極力黒の夜空と対比になるように加工しています。
黒と紅という対比はまさに隈取の出た窯変の焼けそのものでもあります。
器自体から滲み出すような緋色はまさに樹木の生命力が燃え盛っているような紅葉と似ています。
古より眺めてきた紅葉や美しい夜空が、窯変を美しいと感じ取る感性を育んだのかも知れません。