金重晃介先生の工房へ行ってきました

皆さんこんにちは、寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は金重晃介先生の工房へお邪魔して参りましたので、その時の写真などをご紹介させて頂きます。
晃介先生の工房兼住宅は伊部から少し離れた香登というところの山中にあります。
森の中に木々と調和するように建てられており、あえて出来るだけ自然を残してあるのがとても素敵です。
今日の備前地方はあいにくの雨だったのですが、逆に雨降る夕べの森ってのが凄く雰囲気があって良かったです。
多分備前焼の肌と同じく、木々の葉も雨に濡れて色が濃くなるからでしょうか。

kaneshigetei_001.JPGそして森の中と言うことはもちろん鹿や猪や鳥などもたくさんいます。
丁度工房をぐるりと囲むように、苔が生えているのですが、夜な夜な猪がめくってしまうそうです。
また庭にヤツデを植えられているのですが、これも鹿が食べていってしまうそうです。
少し分かりにくいですが、左側に緑色の茎だけになったヤツデがあります。
しばらくすると右側のヤツデも食べられてしまうんでしょうか。

kaneshigetei_002.JPG今日は潤平先生の窯出しでお邪魔させて頂きましたが作品はまた後日納入して頂く予定となっています。
いつもこういう時は届くのが楽しみでついそわそわしてしまいます。
窯変やカセ胡麻が本当に綺麗でついつい目移りしてしまい、なかなか決められませんでした。
特別に製作していただいたあるモノも無事に焼き上がり、後はご注文いただいたお客様へ写真を送るのみです。

また、晃介先生の酒呑も5点頂いて来ましたので、準備が出来次第UPしていきたいと思います。
味わい深い窯変も素晴らしいのですが、晃介先生の緋襷の作品は本当に綺麗です。
先程水試しをするために水を張ったのですが、水に濡れることで見込みの緋襷が燃えるように冴え返り、
今日の森の木々のごとく色鮮やかに発色し見るもののまぶたに焼き付きます。
もし気になる作品などございましたら是非お気軽にお問い合わせください。
Eメールでの写真送付や、郵便での写真送付も承っておりますのでよろしくお願いします。

Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
川口陶楽苑へのメール

おまけ

kaneshigetei_003.JPG僕の密かな楽しみなのですが、作家さんのところへお邪魔するときに庭や駐車場の地面を見るのが好きなんです。
実はよく見ると割った作品が散りばめられていて、じーっと見ていると色んな破片を発見できます。
不思議なのがずっと見ていると、逆に普通の石を陶片と間違えちゃうんですよね。
まさに備前焼らしい見間違いですね。

[ 金重晃介先生の工房へ行ってきました ]NEW2012/02/14 08:58