皆さんこんにちは!
今日は簡単ではございますが、友利先生との邂逅を更新しようかと。
友利先生といえば独特のリズムや動きを持つ作品が非常に面白いですね。
今にも踊りだしそうな、と言っても過言ではない躍動感を内包しています。
というか既にロクロの上にて踊りだしており、その一瞬を切り取ったといったほうが正しいと思います。
工房を訪れてまず目を奪われたのが、手付き小皿です。
棚にならんでおり花が活けられておりました。
その横にはアロマキャンドルが置いてあります。
さらにさらに別のところにはこれにお菓子を持ってありました。
花器とキャンドルの併用はまだ見たことがあったのですがここに食器が加わりました。
これはとんでもないクロスオーバーだなぁと思いつつどこか破綻したところは無いんですよ。
作品自身が自由に行き来できているから、観るものが自由に使うことができる。
手があって足があって胴があって、まるで一人の人間のようでもある造形。
きっと友利先生の中では食もアロマも生花も溶け合い混じりあい一つの『陶』なのでしょう。
今までに見たことのなかった自由さがここに表現されているように思いました。
きっと何百年と受け継がれてきた陶という歴史そのものを動かす原動力となった、
『つくることの楽しさ』を誰よりも身近に表現できているのではないでしょうか。
そしてもう一つ僕の目を釘付けにしたのがシーサーです。
あんまりそういうのは好きじゃなくて、なーんか違うなぁって感じだったんですけど変わりました。
友利先生自身が工房のドアのところや部屋にかざっていたのが印象的です。
ちょっと友利先生本人に似ているところが可笑しいですね。
みんなで楽しくやれるって凄く素敵だなと今さらながらに思いました。
どこまでも自由でどこまでも楽しい器たち。
見ているといい意味でふっと肩の力が抜けていきます。
ちょうど『応援』といった感覚が近いのかも知れませんね。
最後に正宗先生のお話が出ました。
「あんな風に焼き物が好きで好きでしょうがない人はいなかったよ」と言っておられました。
正宗先生に教えてもらった古備前の本の話などでとても盛り上がりました。
僕は結構人見知りするんですが、友利先生は最初から何故か結構話やすかったです。
それが友利先生が優しい雰囲気だったからか、正宗先生にちょっと似ているからかは分かりませんが。