皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか?
最近はめっきり寒くなり、我が家の犬の散歩も辛くなってきました。
夜風に当たると頬がピリピリと痛み、ついつい俯いて歩いてしまい危なっかしいです。
そんな寒さ厳しい冬の散歩でも、密かな楽しみが一つあります。
実は僕の住んでいる閑谷というところは結構星が良く見えるんです。
街灯とかもあんまりないようなところなので本当に夜空が近くに感じられるんです。
さらに冬で大気が澄み切った夜空は、星の光がはっきりと見え本当に綺麗です。
北斗七星や色んな星座を眺めながらの散歩は、時に寒さを忘れるほど楽しいものでもあります。
しかし、そんな綺麗な夜空を見ているのは僕と犬だけではないのです。
山と川しかないような場所なので、夜や夕方には色んな動物と出会う事があります。
春にはよく川に鴨の夫婦が泳いでいて、たまに雛も見ることが出来ます。
夏には少し恐ろしいのですが、蛇などが川や草むらに隠れています。
蛇も意外と泳ぎ上手なのか、スイスイと川を遡っていたりで結構愛嬌があります。
さらには鹿や白鷺もいますし、本当に備前は自然豊かなところだと再認識しました。
そんな自然豊かな田舎町だからこそ、備前焼は素朴で力強い作風となったのでしょうか。
一瞬の美しさよりも、悠久の時を感じさせる幽玄な美を選んだ理由。
もっとちゃんとした科学的な根拠とか地理的な要因とかあるんでしょうけど、
この星空と山々を見ているとそれだけではないような気もしてきます。
是非皆さんも備前にお越しの際は、焼き物以外の面にも着目してみて下さい。
きっと新たな発見があると思いますので。