暑い日々が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
先日当店に金重剛先生の前作の酒呑が入荷しました。
それを見て剛先生が「懐かしいなぁ」と感慨深げに言っておられました。
なんでもその酒呑は今から約7年ぐらい前に陶陽先生の窯で焼成されていた頃の作品だそうで、
とても懐かしそうに眺めておられたのが印象深かったです。
今は剛先生も引っ越しされて、伊部から少し離れた久々井という場所にお住まいです。
日々とは何も変わらないようでいて、少しずつ変わってしまうんでしょうね。
あと十年経ったらまた何かが変わっているんでしょう。
焼き物は大切に扱えば何十年、何百年と保存しておけるものです。
それ故に時にたくさんの思い出が詰まり、計り知れない価値を持つ事もあるのでしょう。
どんな作品にも色々な思い出が詰まっているんでしょうね。
記念日に陶器を買うのも良いかもしれません。