皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。
中村六郎先生の生誕100年の節目に本日よりブログ特別企画として、
「生誕100年特別企画 中村六郎H氏コレクション展」を開催したいと思います。
当店より沢山の作品をお買い上げ頂いたH様より中村六郎先生の名品をお預かりし、
日替わりで川口陶楽苑のブログにてご紹介させて頂こうと思います。
本日はその第一回目ということで黒く輝く灰被り窯変がまぶしい酒呑のご紹介です。
こってりと焼けた黒上がりの最上級の窯変で、隈取りもしっかりと出ています。
美しい緋色に偶然にも金彩が重なる事で、緋色の抜けが微妙に輝いてパールのようです。
左右それぞれに転がした際の他作品との接着面による小さな丸抜けがあります。
「ギュムッギュムッギュムッ」と音が聞こえてきそうな力強い高台の削り。
晩年期の円熟した陶技の中にも力強さがしっかり感じられます。
究極の窯変を宿した中村六郎酒呑、如何でしたでしょうか。
数年前に当店よりH様にお買い上げ頂いた作品ですが、
改めて見ると見事な窯変に偶然金彩が重なり唯一無二の景色へと進化しているのが分かります。
見込みにも素晴らしい緋色が出ていますので是非川口陶楽苑の店頭にてお確かめ下さい。
明日以降もお預かりした素晴らしい作品をご紹介していきますのでお見逃しなく!