皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。
お盆休みではたくさんのお客様にお話を伺うことが出来て素晴らしい時間を過ごせました。
酒器コレクターの方もブログ記事を見て早速駆けつけて下さりとても嬉しく思います。
本当にありがとうございます。
さて、今日は濃厚な窯変が二つ続いたのでさっぱりとした緋襷酒呑をご紹介したいと思います。
中村家の緋襷の特徴として太い藁の束を豪快に一周巻きつけたものがあります。
六郎先生の野趣溢れる造形に豪快な緋襷がとてもよく似合います。
見どころが多く正面を迷います。色んな面から楽しんで頂けます。
藁の束をギュッと巻きつける様子が浮かんできます。
中村六郎先生の作品は動きや景色がダイナミックでつい擬音ばかり使用してしまいます。
吸い込まれそうな見込みです。
よく動いている特徴的な口縁はほぼ全て緋襷でコーティングされていて使いやすそうです。
力強い高台には束巻き付けが本当に似合います。
この動き、表現するならやはり「ぎゅむっぎゅむっぎゅむっ」でしょうか。
鋭い削り口は見ていてスカッとします。
あっさり薄口を狙って書いた緋襷酒呑ですが、如何でしたでしょうか。
やはり記事に起こしてみると緋襷であってもかなり濃い口の作品であることが再確認できました。
女性的な優しい緋襷のイメージを覆す益荒男緋襷。
是非川口陶楽苑の店頭にてお楽しみ下さい。