皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。
GWはお陰様で大盛況となり、誠に有難うございました。
遠方からたくさんのお客様にお越し頂き、そのどれもが素晴らしい再会となりました。
GW期間中に川口陶楽苑にご来店に頂きましたお客様には、
多久工房さんのパンをアイスコーヒーとともにお出しさせて頂きましたが、
お召し上がり頂きましたお客様からは大変なご好評となり、
やきものであれパンであれ、真摯なものづくりは、
まるで共鳴するように連鎖していくのだと痛感致しました。
我々もまた何かを伝えられるように頑張らねば、と気持ちを一新致しました。
さて、本日はそんな多久周作先生の素敵な緋襷茶碗をご紹介したいと思います。
前回の記事では華やかな緋襷と枯れた緋襷をご紹介させて頂きましたが、
今回は鉄分豊富な土を使用したとても枯れた味わいの茶碗です。
「口をつけたくなる、触れてみたくなる、そんな緋襷を作りたい」という周作先生のコンセプト通り、
枯れ果てた大地の中から沸き上がってくる緋襷の力強さに、思わず触れてみたくなる作品です。
楽のフォルムを参考に、静かで趣きのある造形に仕上げられています。
腰回りには細かく削りを入れ「動き・面・鋭さ」を演出し、相対的に碗自体の柔らかさや静けさを引き立てています。
備前土の良さである重厚感を感じられる程良い手取りの重さがあります。
見た目だけでなく、質感や手取りからも備前土と緋襷の良さを伝えたいと作陶されているそうです。
(多久周作/備前緋襷茶碗 共箱付)
size:径12.9cm×径12.7cm×高さ7.2cm price:¥30,000
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
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