皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。
今回も引き続き、高力芳照先生の窯出しされたばかりの新作をご紹介させて頂きます。
陶歴でいえばもうそろそろ作陶ニ十周年を迎えようかという高力先生ですが、
近年の人気の上がり方はまるでデビューしたばかりの人気若手作家のようです。
その人気の要因はやはり「挑戦」と「維持」ではないでしょうか。
毎窯何か新しい挑戦をされており今度は何が出てくるのだろうといつも楽しみにしています。
そうして出てきたものはどんなものでもしっかりとした品質が維持されており、
「良い物をコツコツ作り続ける」という、言葉にすると何とも簡単ですが、
実行するにはとても大変な事をずっと高力先生は続けられているのだと思います。
そんな「挑戦」と「維持」の二つの高力スタイルを体現するのが今回の新作盃ではないでしょうか。
今までの高力先生の酒盃は沓茶碗や馬盥茶碗のような形が多かったのですが、
今回初めてこのように大きく開いた造形に挑戦されています。
今までにない造形となった新作盃ですが、品質は折り紙付きの土味となっており、
見込み中央部には朝焼けのように真っ赤な抜けが出ています。
山土配合による強い緋色が、野趣溢れる盃の造形にとても良く似合っていますね。
使用時には山土らしい強く濃厚な緋色が楽しめます。
写真左
緊張感を漂わせる作りとなっており、背筋を伸ばして呑みたくなります。
写真右
赤い土味がゆっくりと移り変わっており、赤が強くとも派手さはなく落ち着いています。
(高力芳照/備前盃 共箱製作中)
写真左 size:径10.9cm×径10.8cm×高さ4.0cm price: 売約済
写真右 size:径10.7cm×径10.5cm×高さ4.3cm price: 売約済
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