いつも川口陶楽苑をお引立て頂き、誠に有難うございます。
この度、川口陶楽苑Online個展と致しまして、
「秋谷昌央 初窯新作展」を開催させて頂くこととなりました。
念願の独立を果たし、熱く滾る熱意が宿った作品を頂いて参りました。
秋谷先生は伊勢崎
淳先生の門下で10年に渡って師事し、
この度備前の地に自らの窯を築かれました。
備前に馳せる熱き想いと、10年の修業期間によって
奔放に直走る思いと熟練の技が作品の中に同居しているように思います。
安定感すら感じさせる心地よいリズムから生まれた作品は、
そのどれもが斬新ながらも渋さが光っております。
ただ革新性だけを追い求める進化ではなく、
より深く根源や本質を探り当てていく深化。
深く深く突き進んでいった先に、今と昔と未来を繋ぐ何かが見えてくるのではないでょうか。
現在では古典と称されるものも、当時は革新の塊であったと思います。
今と昔を見つめて、未来を紡ぎ出す陶の方程式。
そこに如何なる理が用意されているのか、本当に楽しみでなりません。