金重陶陽 作 備前緋襷四方松竹梅銚子

皆さんこんにちわ、今日は陶陽先生の40代頃の力作である備前緋襷四方松竹梅銚子のご紹介です。
40代頃というと陶陽先生の陶歴の中でも転換期となる時代です。
それまでの細工物中心の備前焼に行き詰まりを感じた時代、
からひね会結成の由来となる川喜田半泥子先生との運命的邂逅、
まさに激動の転換期と言っても過言ではない時代です。

本作品はそんな40代頃の作品で、細工物として非常に高い完成度を誇っております。
鋼鉄のような質感、色彩の肌に朱色の鮮やかな緋襷が見事です。
四方に削り込まれながらも、曲線をうまく利用したボディや
アクセントとして飾り付けられた松竹梅のモチーフがとてもお洒落です。
陶陽先生の作品に見られる、茶目っけがこの作品にも見て取れますね。

技術的にも飛びぬけていた陶陽先生らしい、薄くしなやかな造形は目を見張るものがござます。
特に刀の切っ先のように鋭い緊張感を帯びた注ぎ口は一見の価値ありです。
手にとって見ればふんわりと軽く、「予想を裏切る軽さ」という予想通りです。
現在店頭にて展示中ですので、是非見に来て下さい。

作品の詳細な写真やサイズのお問い合わせにつきましては下記までご連絡下さいませ。

Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
E-mail : info@tourakuen.jp

[ 金重陶陽 作 備前緋襷四方松竹梅銚子 ]NEW2007/10/30 16:22