皆さん、こんにちは。
最近はめっきり冷え込んできて、あまり雪の降らない岡山県でもよく雪が積もっています。
箱から作品を出した時にもひんやりと冷たく、厳しい冬を実感しています。
さて、本日はそんな寒い冬を吹っ飛ばすような情熱的な作品をご紹介致します。
安倍安人先生の独創性豊かな彩色備前水指です。
今日は海外版の展示方法で撮影してみました。
安人先生の解説によると、この形でこそ完全な「アート」になるそうです。
陶芸の作品は必ず用の美という日本独自の価値観があり、海外のアートとは微妙に違ってきます。
そこで逆さまにして水が入らないようにする事で、作品の中の用の美を抜き取って、
海外に於いても通用するアートの基準に達するのではないでしょうか?
ただ、この作品は僕のような凡人では思いつかないもっと凄い見解があるのでしょうね。
海外の新聞でもこの展示方法の彩色水指と安人先生の写真が掲載されていました。
その写真を見て考え方も、生活様式も、言葉も文化も全て異なる海外と、
日本や陶芸の世界、絵画の世界、美術等の様々な異なる世界が繋がったんだなぁと思いました。
僕もこのブログでインターネットと安人先生の世界を繋げれたらなぁと思います。