原田拾六 作 備前ぐい呑

今日は拾六先生の太閤石を用いた新しい作風のぐい呑みのご紹介です。
今まではアクセント、スパイスとして作品に使用されてきた太閤石ですが、
今回は完全に主役としてダイナミックな景色を演出しています。
まるで石庭や、石を使った空間アートのような存在感のあるぐい呑です。
太閤石は石灯籠などに用いられていた花崗岩ですが、
ジュエリーのように作品に装着して焼き上げるとは本当に拾六先生らしいですね。
高温でじっくりと焼き上げられた太閤石は、まるで真珠のように輝きを放っております。

ところで備前焼のファンの方には「石爆ぜ」が気になる方もおられると思います。
むしろ私たち(僕だけかも知れませんが)のような販売店が特に気にしていると思います。
「大きい石爆ぜがあるからちょっとなぁ…」なんて言葉がごく身近で聞こえてきます。
しかし、今回の作品との出会いでそれがちょっと違うんだなって思えました。
今現在、僕は石爆ぜは景色であり美しいものなんだなと思います。
固いアスファルトをも砕いて芽を出す若草のように、
生き生きとしたエネルギッシュな躍動感に満ち溢れております。
石爆ぜってなかなか面白いですよ。

size:胴径7.7cm×7.4cm×高さ6.5cm

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[ 原田拾六 作 備前ぐい呑 ]NEW2007/09/12 13:31