皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。
今日は伊勢崎晃一朗先生の引出黒酒呑のご紹介です。
窯の焚き口正面に配置し、焼成中に引っ張りだすという引出黒技法ですが、
その技法の性格上、置ける場所や破損も多くとても稀少な作品です。
焼成中に引っぱり出されることで黄胡麻や黒が透明化しています。
写真左の黄色い部分や右の黒いガラス状の物質は普通に冷ますと黄胡麻になっていたと思われます。
裏面には焦げが発生しており、一面真っ青になっています。
見込みにはおへそのように大きな出っ張りがあります。
破れ袋水指のように裂けていますが胡麻で埋まっていて、大変面白い見所となっています。
右上のくっつき跡が見込みのおへそに?がっています。
向こう側から流れだした胡麻が貫通して固着しくっつき跡になったのでしょうか。
伊勢崎晃一朗先生の引出黒酒呑、如何でしたでしょうか。
破損を恐れない大胆な作業工程を経て生み出されており、
破れて貫通した穴ですらも激しい胡麻で埋めてしまう豪快さと、
通常見ることが出来ない鮮やかな色合の変化を留めた繊細さが同居している不思議な作品です。
(隠崎隆一/黒酒呑 size:径8.0cm×径7.7cm×高さ5.0cm price:¥42,000 )
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
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よく焼けた光沢の出た黒に、濃く鮮やかな黄胡麻がきています。
(伊勢崎晃一朗/引出黒酒呑 size:径8.2cm×径8.6cm×高さ6.0cm price:売約済 )
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