伊勢崎晃一朗先生の窯出しがありました2~2015年冬~

皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

今回も前回に引き続き、伊勢崎晃一朗先生の新作をご紹介したいと思います。

前回の記事では「裏・晃一朗」をご紹介しましたが、

今回は「表・晃一朗」の中でも晃一朗先生の代名詞ともいえる引出黒の茶碗をご紹介します。

 

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造形と焼成において晃一朗先生らしい独創的な手法が取り入れられており、

父である淳先生の「黒」を更に進化発展させ、焼成中に引き出すことで強烈な変化を生み出しています。

大袈裟な話ではなく、長い歴史を誇る備前焼に大きな一石を投じた手法であると思います。

晃一朗先生がデビューされて以降、土という素材に対するアプローチの幅がとても広がり、

若手作家を中心に表現の自由度が格段に進化しました。


シンプルに美しいと思える引出黒の肌は、濡れた墨のような黒を中心に、

コバルトブルーや淡いグリーンなどまるで宝石の原石のように様々な彩りが散りばめられています。

茶室という光源が限定された空間においても勿論その美しさは折り紙つきですが、

お洒落な造形は現代のマンションの一室でも映えるのでは、と思います。

 

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手捻りで発生する皺をも土の表現の一つとして取り込んでいます。

 

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青から黒へのグラデーションは宇宙の輝きのようです。

 

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胡麻自体が引き出し技法でガラス化して、とても滑らかに使い易くなっています。

 

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高台には練った墨のような深く艶のある黒が出ています。

 

(伊勢崎晃一朗/引出黒茶碗 共箱製作中)
size:径14.7cm×径13.7cm×高さ9.6cm price:¥150,000
作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。
Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
川口陶楽苑へのメール(クリックするとメール送信画面になります)
川口陶楽苑のHPへ

(伊勢崎晃一朗/引出黒茶碗 共箱製作中)

size:径14.7cm×径13.7cm×高さ9.6cm 売約済

 


作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。

Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220

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