晴れの国と言われる岡山県に台風がやって来るようです。
そういえば桐箱は湿気に弱いので、雨漏れにはお気をつけ下さい。
さて本日は金重 剛先生にインタビューしましたので、それを書こうと思います。
初めてのインタビューで緊張しました。
剛先生とは何度もお話しているのですが、今回は僕の方が緊張してしまいました。
以下にその時の会話を出来る限りそのままに記載させて頂きました。
僕は僕、金重 剛先生は剛で記載させて頂きます。
急な申し出に快く承諾して下さった剛先生、本当に有難うございました。
僕「先生どうも。まずお聞きしたいのが何で備前焼の道に入られたんですか?」
剛「そりゃぁ小さい頃から見ていて、ごく自然にこの道に入っていったねぇ。」
僕「なるほど。やっぱり環境ですか。」
剛「もう子供の頃から(備前焼を)やるつもりだったからなぁ。」
僕「じゃあ小さな頃から憧れの備前焼の魅力って何ですか?」
剛「んーー。窯焚きかなぁ?火には何か魅力があるんじゃないかな。」
僕「じゃあ逆に仕事の中で大変な事って何ですか?僕は包装ですけど(笑)」
剛「そうなの(笑)作って焼いてみるとイメージとかけ離れることかなぁ。
でもそれも結局は楽しい事だし、別にないかなぁ。」
僕「じゃぁ常に楽しいんですね。その楽しい作陶の時ってどういう心構えなんですか?」
剛「無心…。うーんロクロ座ったら体が勝手に…。」
僕「(焼物人間だ…)そうなんですか。それって金重道明先生の影響ってあるんですか?」
剛「そうだと思うよ。」
僕「道明先生の遺された言葉で、思い出深いのって何かありますか?」
剛「うーん、『使う人の事を考えてものづくりをしていきなさい』かなぁ。」
僕「それは道明先生らしいお言葉ですね。剛先生から見てどんな方だったんですか?」
剛「どうなんだろう(笑)仕事は丁寧に、妥協を許さない人かなぁ。」
僕「イメージ通りですねぇ。今後の目標ってありますか?」
剛「納得出来るものを、数多く。」
僕「納得出来るものですか?」
剛「そうそう。カッコいい事言っちゃうと、後世に残る名品を(笑)」
僕「それ(ブログに)載せときます(笑)」
という訳で次回に続きます。
ちなみにこの写真はその時の剛先生です。