金重潤平先生の作品が入荷しました。

皆さんこんにちは、雨が続いておりましたが如何お過ごしでしょうか。
備前地方でも長く大雨が降り続き、湿気と暑さでなかなか食が進みません。
ついつい水分ばかり摂ってしまいがちですので気をつけたいと思っています。

梅雨が明ければ夏真っ盛りとなりますので、やはりビールの美味しい季節となりますね。
当店でも様々な作家さんのビール呑を取り揃えていく予定ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
ご使用前に10分程冷やしておきますと、備前の器は保冷性も良く、より美味しくビールが頂けます。
ビール呑はビールだけではなく、麦茶アイスコーヒーなどでも合いますので是非お試し下さいませ。

さて、そんな梅雨時ですが金重潤平先生の窯出しにお邪魔して参りました。
前回の時も雨上がりにお邪魔させて頂いたように思います。
徳利酒呑湯呑は勿論ですが、今回は晃介先生と潤平先生の牡丹餅が何とも美しい作品が入荷しております。

kosuketebati20120710.JPGこちらは金重晃介先生の手付き鉢です。

焚き口と一番の部屋の間の、薪を投入出来る横穴の近くで取れたものです。
黄胡麻と灰被りが半々となった景色は個人的に非常に好みであります。
陶陽先生の本などでもこのような半月鉢が掲載されていますが、
備前土のパフォーマンスを最大限に引き出す方法の一つではないかと感じます。
顕微鏡で覗くかの如く平らに土を広げ、胡麻や牡丹餅の抜けの微妙な変化をつぶさに感じ取れるからでしょうか。

jyunpeihati20120710.JPGそしてこちらは潤平先生の鉢です。
こちらにも黒と金のコントラストに、頬が染まるような繊細な色合いの牡丹餅が合わさっています。
僕自身、牡丹餅という名称があまり好きではないのですが、
微妙なグラデーションがあり、ねっとりと土がきめ細やかで、なによりもいやらしくない柔らかな橙色が出たこの景色は、
土の柔らかさを誇らしげに披露するようで、牡丹餅の名前が何よりも似合っているように思います。
「餅」の言葉通りに、ムニュっと掴んで食べてしまいたくなる雰囲気が大好きです。
この他にも様々な作品が入荷しておりますのでお気軽に下記までお問い合わせ下さい。

Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220
川口陶楽苑へのメール

[ 金重潤平先生の作品が入荷しました。 ]NEW2012/07/11 05:36