今回もお客様の素敵なブログをご紹介させて頂きます。
一年ほど前から当店にも良くお立ち寄り頂いておりますが、
大変勉強熱心な方で時間があれば度々伊部の町を散策されているそうで、
焼き物収集歴一年とは思えない程の知識と素晴らしい作品の数々をコレクションされておられます。
備前焼についてのお話もたくさんさせて頂き、こちらも勉強になることが多いです。
先日は相賀真志郎先生の伊部茶碗をお買い上げ頂き、有難いことにブログにもご掲載頂きました。
古備前を敬愛する相賀先生は、古備前のような「作為のない自由な作品」を常に心掛けておられます。
ですが、作家としての「個」もさり気なく盛り込んでいかなければなりません。
相賀先生の作品は一見すると主張することなく静かに佇んでいますが、
手に取れば、土味の奥深さ、胡麻の掛かり方、高台の造形など驚きの連続で、
細部まで堪能できる面白さがあります。
今回の茶碗も店頭で実物を手にしながら、改めてこの作品の奥深さや拘りを深く実感致しました。
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お客様はこの一年間でギャラリーを周って作品を見たり色々な作家さんと話をしたりする中で、
考え方や好み、作品に対する見方なども変わってきたと仰っておられました。
備前焼は作家数も非常に多く、また作家さんによって窯の形状、使用する土、
焚き方も様々で、もちろん考え方、拘りも様々です。
同じ備前焼というカテゴリの中でも、作家によって全く土味や窯変は異なりますので、
様々な作品を見たりする中で、だんだんと自分の好みの焼きや土味、形などが出来てくると思います。
もちろん、作家さんも日々、考え方が変わったり、変化をしてゆくものですから、
コレクターも同じく、永年焼き物を愛好する中で、好みが変わったり、変化していくものだと思います。
これからも作家さんやお客様との対話を深め、良い作品と出合い、
一緒に成長していきたいと思います。
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