皆さんこんにちは、今日は山本雄一先生の湯呑をご紹介します。
山本雄一先生といえば山本陶秀先生のご長男で県の無形文化財である大ベテランの方です。
陶秀先生と同じく薄く繊細でしなやかなロクロ捌きを得意とする雄一先生は、
国内外にファンも多く山本一門のリーダーとして国内外でご活躍されています。
では、何故そんな雄一先生の作品の紹介が小さな湯呑なのか?
以前陶秀先生のインタビューを拝見させていただき、そのお話がとても印象に残っていたからです。
そのお話というのが陶秀先生がとある工房で働き始めた頃、湯呑をずーっと挽いておられたそうです。
そうして考えると現在では人間国宝としてロクロの名手と呼ばれる陶秀先生も、
初めのうちはロクロに悪戦苦闘されていたのかなぁと不思議に思っていました。
そしてこの雄一先生の湯呑を見たとき、その話がフッと頭に蘇ってきました。
びっくりするほど薄いのですが、脆弱さをまったく感じさせない作りが魅力です。
その薄さは使い心地の良さにもつながり、きっと素晴らしい口当たりとなっているでしょう。
むしろロクロ技の凄さとは触れたり身近で使ったりするもののほうが伝わりやすいのかも知れません。
そういった訳で見事な湯呑と思い、今回の記事にさせていただきました。
size:径7.9cm×7.9cm×高さ8.3cm
price:SOLD OUT
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