お客様の窯出し作品

早いもので12月も半ばを過ぎ、いよいよ今年も残りあと僅かとなりました。
本日は常連のお客様がご自分の窯で焼成された作品を持ってお越し下さいました。
お客様はご自分で設計された穴窯をご自宅の敷地内に築窯され、年に2回窯焚きをされています。
小さい窯で約100点程作品が入るそうですが、それだけに一つ一つしっかりと灰が乗り、見たことのないような景色のものが出たりする事もあり、当方もいつも窯出し作品を拝見させて頂くのが楽しみです。
初窯から既に8回程焚かれているそうですが、最初は窯焚きに苦戦されていましたが、最近は温度管理なども見事なもので、1170度まで温度も上がるそうです。

今回の窯で特に印象的だったのは自然に出た黒の発色が微妙に青く輝きとても面白い変化を見せていました。

kamataki201312171.JPG

kamataki201312172.JPG

湿気によって出るそうなのですが、一部分黒く艶やかな土肌となっており、塗り土もせず、このような黒が出るのかと驚かされました。
他の作品にもたっぷりと胡麻がのり良く溶けて、面白い作品が焼き上がっておりました。

kamataki201312173.JPG

kamataki201312174.JPG

kamataki201312175.JPG

窯出し毎に毎回違った焼きが出るので、いつも備前の窯焚きの奥深さを教えてもらっています。
お客様は現代作家、物故作家の備前作品を多数収集されておられますが、ご自身で制作されるようになってから作品の見方なども色々と変わってきたと仰っておられました。
また新たな視点から作品を見る事が出来るという感覚は羨ましいものだなと思います。
今日もまたお客様に色々な事を教わった良い一日でした。

 

[ お客様の窯出し作品 ]雑記2013/12/17 18:04