皆さんこんにちは、随分と更新をサボってしまいました。
もう段々と暖かくなり、そろそろ春も目前といったところでしょうか。
冬の窯出しラッシュもラストスパートに差し掛かったようですが、
陶芸ファンの方々は良い作品と巡り合えましたでしょうか?
意外なところに素敵な出会いがあるかも知れませんね。
さて、話は変わりますが最近ある事に気付きました。
いえ、気付いたというより再確認したと言うべきなのでしょうか。
ふと手に取った時、脳裏にふとその作品の使用している瞬間のイメージが浮かぶ事があります。
お茶碗なら茶が立てられているところ、花入ならば花が活けられているところですね。
「何を当たり前の事を」と思われている方もいらっしゃると思いますが、何分未熟者ですのでお許しを。
このイメージが浮かんだ物に、作家や焼きの共通点はありません。
むしろバラバラ、唐突に手に取った時にフワリとイメージが浮かび上がります。
質素な焼けのお茶碗、派手な作りの湯呑、その作家らしい花入と本当にバラバラです。
時に桐箱に綺麗に梱包されているところが浮かんだり、札束に埋もれているところも浮かんだりもします。
あと怖かったのは触れていると、ボロボロと壊れていくイメージが浮かんだ事もあります。
ふとそういったイメージが浮かぶという事を再認識し、どういう事だろうと考えていました。
まだその答えは見つかりませんが、これから焼物に関わるうちにいずれ答えが見えてくるのでしょうか。
ただ一つ分かるのは、どんなイメージにせよその作品がとても良い印象で心に残っています。
作者の強烈な思いが、上手く作品に伝達しそれが更に伝わってきたのでしょうか。
本当に焼物は奥が深いです。