皆さんこんにちは、新年明けましておめでとうございます。
昨年も大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬご愛顧のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
さて、本日は「暫時愛用シリーズ」第2弾ということで、
金重晃介先生と金重潤平先生に愛用されている作品をご紹介いただきました。
金重晃介先生は普段から愛用されている金重陶陽先生の志野酒呑を、
金重潤平先生はご自身で制作された緋襷の皿をそれぞれ見せてくださいました。
こちらが金重晃介先生愛用の金重陶陽先生の志野酒呑です。
制作する過程において備前陶と施釉陶での勝手は大きく違いますが、
金重陶陽先生らしい精悍なフォルムは健在で、流石陶陽先生と言わざるを得ません。
ほんのりと橙色が混じったような柔らかな長石釉の釉調も素晴らしいですね。
鉄絵と相まって非常に色気のある口縁部は、ついお酒を呑み過ぎてしまいそうです。
この作品は金重陶陽先生が北大路魯山人先生の窯で制作されたそうで、
後に道明先生が極箱を仕立てものを、金重晃介先生が手に入れられたそうです。
そして金重潤平先生はご自身で制作された緋襷の取皿をご紹介してくださいました。
両作品ともに直径が約16cmとやや小さめの取皿ですが、
このサイズが取り回しがよく何にでも使えるので重宝されているそうです。
電気窯焼成によるスッキリとした緋襷は、地味過ぎず主張し過ぎず、
それでいて清潔感がありまさに食器にはピッタリの景色ですね。
お料理や酒の肴にも良さそうですが、美しい色彩の和菓子なども似合いそうです。
今回の金重晃介先生・潤平先生の愛用の作品は如何でしたでしょうか。
両先生とも先日、窯出しをされたばかりでお忙しい中、
当ブログの企画にご協力くださり誠にありがとうございました。
両先生の窯出しされたばかりの新作は共箱を制作しまもなく入荷いたします。
素敵な作品を頂いてきましたので是非ご期待下さいませ。