山本陶秀先生の珍しい茶器が入荷しました

皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

いよいよ年の瀬となり本格的に冷え込んで参りましたね。
先日は岡山でも細雪を見ることが出来ました。
体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。
さて、本日の更新は山本陶秀先生の珍品をご紹介したいと思います。
山本陶秀先生といえば京都の楠部彌弌先生に師事したことで知られています。
今回の作品はその折に習得した技術を用いて制作された、
辰砂の釉掛けが施された急須一対です。
箱書きには「備前焼 辰砂急須一対」とあり、
土見せ部分の胎土からも備前土のような味わいが見られます。皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。

いよいよ年の瀬となり本格的に冷え込んで参りましたね。

先日は岡山でも細雪を見ることが出来ました。

体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。


さて、本日の更新は山本陶秀先生の珍品をご紹介したいと思います。

陶秀先生といえば京都の楠部彌弌先生に師事したことで知られています。

今回の作品はその折に習得した技術を用いて制作された、

辰砂の釉掛けが施された手作り急須一対です。


箱書きには「備前焼 辰砂急須一対」とあり、

土見せ部分の胎土からも備前土のような味わいが見られます。

この当時は西村春湖先生などもおられ、京都との交流も盛んだったのでしょうか

そういえば春湖先生も「備前焼 抹茶碗」として釉薬のお茶碗が出てくることが有ります。

当時の納品書も箱の中に残っており、備前激動の時代を知ることが出来る貴重な作品です。

 

tosyukyusu20151223blog1.JPGtosyukyusu20151223blog2.JPGtosyukyusu20151223blog3.JPGtosyukyusu20151223blog4.JPG

辰砂釉は銅系の釉薬で、その名の由来でもある独特の赤色が魅力となっています。

胎土は備前の水簸土のような味わいがあり、備前焼の在り方を模索していたのでしょうか。

 

tosyukyusu20151223blog5.JPG

こちらの方の高台部分は焼成時に棚板などに融着しており修理されています。

 

tosyukyusu20151223blog6.JPGtosyukyusu20151223blog7.JPG

備前焼と並ぶ辰砂の文字に当時の情勢が伺えます。

恐らく制作時期が大正頃の備前焼低迷期のものであり、

注文制作なのか転換を図っていたのか偶然なのか分かりませんがとても珍しいです。

 

(山本陶秀/備前焼辰砂急須一対 共箱)

size:径10.4cm×径6.8cm×高さ7.2cm price:¥200,000


作品の詳細な画像などは下記までお問い合わせ下さい。

Tel 0869-67-2210 Fax 0869-67-2220

川口陶楽苑へのメール(クリックするとメール送信画面になります)

川口陶楽苑のHPへ

[ 山本陶秀先生の珍しい茶器が入荷しました ]入荷速報2015/12/23 16:09