皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。
少しずつではありますが朝夕の涼しさが増してきたように思います。
さて、本日は金重陶陽先生の三猿の蓋置が入荷致しましたので、
ご紹介させて頂きたいと思います。
やや白味の強い土色となっており、猿の毛の雰囲気作りに一役買っています。
金重陶陽先生の初期の代表作である細工物の中でも、
とても剽軽で人気のある三猿で、アップで見るととても可愛らしいです。
三猿という事で見猿言わ猿聞か猿の意匠となっており、
いつまでも掌の上で眺めていたいお茶目さが上手く表現されています。
小指の先ほどのサイズでこれだけ猿の表情を上手く描写しているのは流石です。
金重陶陽先生の初期の「土’」の陶印です。毛並みもしっかりと彫られています。
こういった初期の作品を制作されていた昭和初期は備前焼が低迷した時代であり、
また戦争の時代でもあるために紛失や破損も大変多かったのではないかと思います。
80年の時を経て無事に残ったのはある意味で奇跡と言っても過言ではないでしょう。
(金重陶陽/備前三猿蓋置 共箱)
size:径4.9cm×径4.6cm×高さ4.3cm price: 売約済
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