人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。



 

 

安田裕康 新作展          12月10日19時~17日19時

 

 

いつも川口陶楽苑をお引立て頂き、誠に有難うございます。
この度、川口陶楽苑Online個展と致しまして、
「安田 裕康 新作展」を開催させて頂くこととなりました。

登り窯と穴窯の中間に位置する独特の原始的な窯を用いて、
焼き上げたばかりの作品を頂いて参りました。
土の中に内在する生命力を引き出す。
これが安田先生の作陶に於けるテーマです。
一種の信仰にも似た土への憧憬、愛情、畏敬の念があってこそ
成し得るであろう壮大なテーマでございます。

これだけの土への信仰と壮大なテーマを持ち得るには、
二つの土との運命的な出会いがあったのではないでしょうか?
一度目は旅の中で知り、偶然訪れた備前の地で出会った「備前の土」
未知の世界に触れた安田先生はそのまま脇本博之先生に師事され、
備前の世界へとのめり込んでいきました。
その後千葉に移り住んで後、再び運命的な出会いが訪れます。
工房を構えた長柄町に粘土の地層を発見されました。
この「長柄の土」との運命的な出会いによって
想いを土によって表現する手段を得たようです。
独特の色合いに安田先生の心が映っているように思います。

 

 

     

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