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森本良信 備前灰被りラッキョ徳利 共箱
炎芸術別冊「 珠玉の陶磁器 見て・買って楽しむ陶芸名品 」(仮題)に掲載予定の、森本良信先生の備前灰被りラッキョ徳利です。
備前にて珍重される転がし窯変を主体とした「窯変」なる焼き上がり。
その窯変をリスペクトしつつも、独自の焼成と理論で製作された灰被りの作品です。
青白くなった窯変部分は、悠久の時を経て苔生し青白く変色した岩を思わせます。
また、森林と一体化を図るかのように緑化した岩に於いてもそうであるように、苔を払えばむき出しの岩が顔を覗かせるのと同じく、
この作品も硬質な器肌を灰被り生す窯変の下に忍ばせています。
今にも溶け出しそうなチョコレートのような肌を胴の抜けからのぞかせております。
巌に降り注ぐ雨のように、酒の雫を与えて岩肌も灰被り苔も共に愛で育てて欲しい逸品です。
昭和初期に始まった「窯変」なる焼成。
それとは違うアプローチとして「灰被り」と名付け、
苔生す巌の如き蒼を目指しました。
森本良信
口縁3.8cm×胴径9.8cm×9.6cm×高さ16.3cm 60,000円 SOLD OUT
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