いつも川口陶楽苑をお引立て頂き、誠に有難うございます。
この度、川口陶楽苑Online個展と致しまして、
「森一洋 新作展」を開催させて頂くこととなりました。
秋風が大地を塗り変え始めた10月末日、
一洋先生より窯出しされたばかりの新作を頂いて参りました。
黒の作品は、長くなった影よりも艶やかで深い黒が美しく
白の作品は、一足早い雪のように瞼を焦がしてくれました。
時を忘れ、疲れを知らず、
休む事を惜しみ、
ひたすらに「つくる」事に打ち込む。
そんな一洋先生の隻影が脳裏に浮かび上がるかのような
美しく鍛え上げられた作品ばかりでございます。
是非皆様にご高覧頂けましたら、幸いに存じます。
彼が一歩進むその時には
皆は十歩進んでいるだろう
彼が一つ悩み、答えを出す時には
皆は三つ先の悩みと格闘しているだろう
しかし
彼の一歩は百歩より巨大で
彼の答えは百歩先行くものだろう
不合理
その言葉は彼の前では、唯唯、美しい。