人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。



 

 

森 一洋  特集     7月21日19時~8月15日17時

 

 

今年の春に窯出しされた20メートル窯と約4年毎に窯出しをされるという
50メートル窯(2011年冬窯出し)の作品をご紹介させて頂きます。
通常の窯より大きな窯で焼成をされる森一門。
世界的に見ても歴史上存在しない、85メートル大窯の焼成もいよいよ間近となってきました。
20メートル窯は約20日間、50メートル窯は約50日間という長期間窯焚きをされるそうです。
窯の大きさが長い分、当然窯の中で自然釉が留まる時間も長くなり、作品に付着しやすくなります。
自然釉による窯変の中でも特に飛び胡麻の景色はキメ細やかで独特のものがあります。
窯が大きいほど炎の勢いも増しますが、窯内を突き進む炎が大甕などにぶち当たり、
灰が飛び散り、作品にはキメ細やかな美しい飛び胡麻が掛かります。

そんな大窯焼成の激しい窯焚きによる焼成美とは裏腹に

一洋先生の作品は型を駆使した繊細で優美な作品ばかりです。
決して多くを語らず焼成の奥深さをそっと引き立てる、そんな印象です。
今回は大窯焼成の魅力を伝えてくれる酒器を始め、
夏の食卓を爽やかに彩ってくれそうな食器類を中心にセレクトしております。
大窯による原始的な美しさと一洋先生の丁寧な造形によるハーモニーをご堪能下さい。

 

「森一洋 特集」の梱包について

       

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