人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。



 

 

金重晃介 新作展          12月17日19時~26日17時

 

 

いつも川口陶楽苑をお引立て頂き、誠に有難うございます。

この度、川口陶楽苑Online個展と致しまして、

「金重晃介 新作展」を開催させて頂くこととなりました。

肌に刺さる寒さが空気を澄み渡らせる12月の初め頃、

窯出し直後に伺って頂いてきた作品でございます。

土味を大切に、土に素直に火に素直に

との金重一門の伝統を背負いながらも

一人の人間としての衝動が、作品に見え隠れする。

その衝動こそが晃介先生の魂の形であり、

決して伝統のみで語る事のできないものではないでしょうか。

「伝統的な」

「これが伝統の」

伝統とは一体なんでしょうか。

使い古され、言葉の外観だけが一人歩きする言葉でございますが、

金重晃介先生はその中身を知っているように思います。

何が伝統であって、何が伝統ではないのか。

大切なのは置き去りにされた、伝統という言葉の中身ではないでしょうか。

凡庸な己を着飾る言葉が伝統なのか?

ただ角ばった形のみが革新的なのか?

その答えは作品の中の衝動に、見えてくるものだと信じています。

 

 

     

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