人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。



 

 

末田 恵 新作展          11月16日19時~24日17時

 

 

いつも川口陶楽苑をお引立て頂き、誠に有難うございます。
この度、川口陶楽苑Online個展と致しまして、
「末田 恵 新作展」を開催させて頂くこととなりました。

今回のOnline個展の為に制作して頂いた力作がずらりと並ぶ中、

どの作品からも「品格」が伝わってきました。

何故だろうと少しばかり考えてみると、

どうやらその色彩に答えが見つかりました。


色によって人は様々な印象を抱くそうですが、

今回の末田先生の作品には、どれも格調高さ、

品の良さをイメージさせる色が見て取れます。

高貴な色として真っ先に連想される黒と紫を纏った伊部物、

情熱的でいながらも下品にならない緋色や赤茶色の備前物、

そして、どの色、どの肌とも上手く調和する黄金色の胡麻です。

極限まで理論的な焼成から導き出された珠玉の色艶は、

強烈なイメージとして持ち手の心を瞬く間に魅了してくれます。

しかし、その色だけでは語れない「何か」がまだ存在すると僕は思います。

色のフィルターを外し、作品のもっと奥深くに内包された「何か」

それを探す事を、今回のテーマに出来たら幸いです。

 

 

     

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