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金重道明 作 「伊部酒呑」
(商品No. 4247)
50,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重陶陽先生の長男として生まれ、伝統の中に独自のセンスを盛り込んだ作風で万人を魅了した、金重道明先生の伊部酒呑です。特別な装飾などは何一つ施しておらずとも、何故か遠目から見ても一目で道明先生と分かる独特の風格を備えた逸品です。金重陶陽の子としての重圧を背負いつつ、一歩一歩着実に技を磨いてきた道明先生だからこそ可能な細部まで丁寧な作風は品格が滲み出るようです。丹念に土作りを行うことでしか辿り着けない見事な土肌を持っており、紫蘇色から橙色へとグラデーションした土味は、一見何でもない備前焼の基本の肌ですが究極と呼ぶべき他に類を見ない独特の色合いです。何でもないように見えて唯一無二、まさに備前焼の真髄が詰まった素晴らしい酒呑です。
■作品の概容
巖識箱(四方桟)
径6.3cm×径6.3cm×高さ5.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2016-09-12
■作者(金重道明)について
金重道明先生(1934年~1995年)は人間国宝 金重陶陽先生の長男として伊部に生まれました。1955年、金沢美術大学工芸科を卒業。父、陶陽先生に師事して陶芸家となられました。1957年から朝日現代陶芸展に連続3回入選。日展にも入選、1960年にはアメリカ各地を陶芸視察されました。1969年、日本工芸会正会員となり、1970年に金重陶陽賞を受賞されました。1973年、一水会陶芸部委員に推挙され、1980年、日本陶磁協会賞を受賞して、1990年、晴れて岡山県重要無形文化財に認定されました。茶陶を得意とし、幾何学的な造形の鉢なども手掛けられています。海外の展覧会にも出品されていました。
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