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金重有邦 作 「伊部火襷茶碗」
(商品No. 4269)
100,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
茶陶の巨匠 金重素山先生の三男で、不動の人気を誇る金重有邦先生の前作の伊部火襷茶碗です。平成9年10月頃の陶歴書が入っており、その頃に制作されたものであると思われます。やや前作ではありますが土の良さを感じられる見事な緋襷、「γ」状に掛けられた緋襷と見事に調和するゆっくりと広がった造りはまさに極上の逸品であると言えます。茶陶にその人ありと謳われた金重有邦先生らしく高台の仕事振りも素晴らしく、外縁は勢いのある削り込みに対して始点と終点は互い違いにしてあり、畳付き自体の削りを緩やかにすることで非常に面白く奥深い高台を形成しています。見込みの仕事も一級品で茶溜まりをあまり深く造らず、土が轆轤で挽かれる余波で仕上がったように上手く作為を隠しており、緋襷のグラデーションに合わせて土を立ち上げる事で吸い込まれるような景色を生み出しています。(使用感や汚れは全く感じられませんが、前作ですので予めご了承下さい)
■作品の概容
共箱(四方桟)
径13.8cm×径13.3cm×高さ8.6cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2016-09-29
■作者(金重有邦)について
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。1975年から父・素山先生の下で陶技を学びました。1980年に独立、岡山で初個展を開きました。茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作。特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、外側のバランスを追求しています。県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞受賞。2003年日本陶磁協会賞受賞。2018山陽新聞文化功労賞受賞。個展にも力を入れており、各所で開催されております。2019年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
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