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金重 愫 作 「備前徳利」
(商品No. 4420)
200,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により多くの人々を魅了する、金重 愫先生の極上の新作備前徳利です。カセ胡麻、灰被り窯変、緋色と景色の多い作品ですが、そのどれもがベストな状態でその景色を留めており、炎の寵愛を受けた一本の徳利として顕現しています。正面と背面に三つの緋色を背負っており、そのどれもが非常に上品で柔らかい緋色で抜群の使い味となっています。樹木の肌のようなカセ胡麻は一目で金重 愫先生と分かる独特のもので、柔らかな緑色の中に僅かに青色を感じさせます。そのカセ胡麻の肌に吸い付くような感触と肌を刺す荒々しさの矛盾を楽しんでいると、今度は紫銀に輝く灰被り窯変がまた別の感触でアプローチを仕掛けてきます。細く絞られた首が上品にゆっくりと酒を注ぎますので、愫先生のカセ窯変の目眩く世界をゆったりと旅することが出来ます。
金重 愫先生のブログ記事を見る■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.4cm×胴径8.8cm×胴径8.1cm×高さ14.2cm 容量 約330cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2017-01-23
■作者(金重 愫)について
金重 愫先生は金重素山先生の長男として1945年に岡山県で生まれました。京都大学農学部を卒業した1969年から、金重素山先生の下で陶芸の道に入られました。その後、1979年に独立。ろくろで主に茶陶を手掛け、深みのある焼成が持ち味です。装飾をできるだけ排し、己の魂をストレートに土にぶつけることにこだわられています。公募展には余り出品されず、作品発表は個展を中心に意欲を出し、岡山・東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡・熊本の各百貨店等で、毎年精力的に個展を開催、また1995年には独・ミュンヘンで個展を開かれました。1997年には備前焼パリ展にも出品されています。2019年には岡山県文化賞を受賞されました。
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