人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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金重素山 作 「緋襷酒呑」

金重素山 作 「緋襷酒呑」

(商品No. 4784)
200,000 円(税込)

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■作品の特徴

天才陶工と呼ばれた兄・金重陶陽先生の助手としてキャリアをスタートさせ、備前の名工として人々に愛される作品を手掛けた金重素山先生の緋襷酒呑です。齢五十歳の半ば頃より円山窯にて本格的に備前焼を手掛け始めた素山先生ですが、本作は六十歳後半頃の作品で素山先生の代名詞の一つである電気窯における緋襷焼成の酒呑となっています。弟子である高力芳照先生もよく言われている「太い緋襷と細い緋襷をバランス良く掛ける」という緋襷最良の形を見事に成し得た素晴らしい焼き上りです。稲藁を作品にぐるりと巻き付けつつ、丁度裏表になるように太い緋襷と細い緋襷が掛かっており、電気窯焼成における緋襷を大成させた素山先生らしい匠の技となっています。作行自体は素山先生の中でも静謐かつ主張しすぎないものとなっており、柔らかさを感じさせる口縁部の造りを胴締め一本で一気に引き締めており、格調高い雰囲気の中に隠された緩急自在の技が見事です。

■作品の概容

愫識箱(四方桟)
径6.3cm×径6.2cm×高さ6.0cm

■作品画像

金重素山 作 「緋襷酒呑」 #1 金重素山 作 「緋襷酒呑」 #2 金重素山 作 「緋襷酒呑」 #3 金重素山 作 「緋襷酒呑」 #4 金重素山 作 「緋襷酒呑」 #5 金重素山 作 「緋襷酒呑」 #6 金重素山 作 「緋襷酒呑」 #7

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公開日時:2017-10-28

■作者(金重素山)について

金重素山先生(1909年〜1995年)は人間国宝金重陶陽先生の実弟で、1951年頃までは一緒に作陶されていました。桃山調の緋襷を得意とし、茶陶の第一人者と言われました。1964年岡山市東郊に円山窯を築窯、1966年電気窯による桃山調の緋襷を発表して反響を呼びました。1982年伊部に移り牛神下窯を築き、1983年県指定重要無形文化財保持者となりました。文化庁長官表彰、岡山県文化賞、勲四等旭日小綬章を叙勲されました。1995年に亡くなられました。


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