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金重有邦 作 「備前茶碗」
(商品No. 4979)
45,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の前作の備前茶碗です。箱書きに「円山窯」と書付が有り、伊部に来る前のかなり初期の頃に制作された作品と思われます。若手作家と呼ばれる頃には誰しも作品のサイズが大きくなる傾向にありますが、本作では現在の有邦先生の作行・リズムに通ずる小振りで品の良い作風となっています。ほんのりと焦げ胡麻の乗った柔らかい土味や見込みの緋襷など、金重家の茶碗づくりをしっかりと学び取っていることが分かります。小振りで手にフィットしやすく、実にお茶が美味しそうな茶碗です。(あまり使用感は感じられませんが、前作ですので予めご了承下さい)
■作品の概容
共箱(四方桟)
径11.3cm×径11.1cm×高さ8.1cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2018-03-15
■作者(金重有邦)について
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。1975年から父・素山先生の下で陶技を学びました。1980年に独立、岡山で初個展を開きました。茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作。特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、外側のバランスを追求しています。県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞受賞。2003年日本陶磁協会賞受賞。2018山陽新聞文化功労賞受賞。個展にも力を入れており、各所で開催されております。2019年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
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