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伊勢崎 淳 作 「備前徳利」
(商品No. 5239)
95,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生のやや前作の備前徳利です。人間国宝に認定後の2011年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品であると思われます。本作は穴窯焼成の特徴がバランス良く出たタイプの作品で、胡麻、緋襷、飛び胡麻、白土と緋色のグラデーションなど伊勢崎備前を代表するような焼き上がりとなっています。真っ白で清潔感のある白土に、完熟した林檎の皮のような深く艶のある緋色が合わさり、無釉焼締でありながらも瑞々しく華やかな景色が展開されています。作品に向かって縦に巻き付けた藁の束が、肩から胴にかけては胡麻が吸い寄せられて糸胡麻に、腰から下では鮮やかな緋襷として残るなど、実に穴窯らしい変化に富んだ徳利です。
■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁4.0cm×胴径9.2cm×胴径9.1cm×高さ13.5cm 容量 約410cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2018-11-03
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。制作にあたっては成形と焼成を重視。素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。 1966年日本工芸会正会員に。1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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